[PR]背中ニキビケア:29日間でスベスベ背中の秘密


 ▼ 観戦記過去ログ
■ヨーダムロンVS佐藤 ■モズリーVSフォレスト ■チューVSジュダー ■ホプキンスVSトリニダード 
■ウィラポンVS西岡
 ■畑山VSロルシー ■ハメドVSバレラ ■メイウェザーVSコラレス 
■トリニダードVSバルガス ■ガンボアVS星野 ■ルイスVSツア ■畑山VS坂本 ■ウィラポンVS西岡 
■デラホーヤVSモズレー ■セラノVS畑山 ■トップページ



■ヨーダムロン・シンワンチャーVS佐藤 修
(WBA世界Sバンタム級タイトルマッチ 2002・5・18)

2月の世界初挑戦で、佐藤は3Rに2度のダウンを喫しながらも、中盤以降の猛反撃でドロー。ブランク明けで調整不足のホーリンだったとはいえ、無敗の世界王者と互角以上の試合を展開して、世界レベルの実力を証明した。確かな手応えを掴んだ佐藤陣営は標的をヨーダムロンに変え、ダイレクトでの再挑戦を選択した。

ホーリン戦では立ち上がりの遅いスロースターターぶりと中・長距離での左リードの少なさなど、課題も残った佐藤だが、闘志を秘めた泥臭いボクシングとクールな戦いぶりで、ハートの強さと驚異的なスタミナも見せた。端正な顔立ちに、意志の強そうな引き締まった表情がいい。ニュースター誕生の期待は高まるばかりだ。

ヨーダムロンは2月にオルテガを破り王座に就いたばかりで、21歳の若いチャンピオン。1発のパンチはないが、スピードがあり、巧いボクシングを見せる。国際式では27勝12KO1分と無敗の勢いも侮れない強敵だ。

第1Rは静かな立ち上がりで、ボディブローを狙う佐藤にヨーダムロンは左フックを放つ。敢えて差をつけるのなら、攻勢点で上回った挑戦者か。
2R以降、ヨーダムロンは左ジャブと右ストレートで試合のペースを握った。3Rにヨーダムロンは左フックを決めて勢いに乗る。4Rからプレッシャーを強めた佐藤は5Rに距離を詰めてボディをヒット。しかし、ヨーダムロンは足を使って挑戦者のパンチを見極め、6R終盤の佐藤のラッシュもかわす。ここまでのポイントは圧倒的に王者が優位に立っていた。
そして、7Rボディブローを交えて攻勢をかけた佐藤が、王者の左と相打ちで右フックを顎に決めて、起死回生のダウンを奪った。さらに連打を浴びせるとヨーダムロンは2度目のダウン。何とか、このラウンドを持ち堪えた王者だったが、ダメージは明らかで、8R開始時にはマウスピースをわざと外して、あからさまな時間稼ぎに出る。レフェリーはすかさず1ポイントの減点を科した。
第8R、ヨーダムロンは捨て身の猛反撃。両者、頭を付け合っての我慢較べに佐藤は強烈な左ボディを決めて決着をつけた。佐藤の王座への執念が見事に結実した感動的な奪取劇だった。大の字に倒れた王者は暫くの間立ち上がれない深いダメージを負った。完全KO、劇的な奪取にさいたまスーパーアリーナの観衆は総立ちになって酔いしれた。

「最高です。ベルトは何より重いです」インタビューでは誠実な受け答えで、先代の故金平正紀会長に「僕が9人目の協栄ジムのチャンピオンになりました!」と報告するシーンは、ことさら感動的だった。
Sバンタム級の日本人世界王者はR小林、畑中と劇的なKO奪取だったが、いずれも初防衛でタイトルを失っている。ニューヒーロー、佐藤には鬼門の初防衛成功とボクシング人気復興の旗頭としての活躍を大いに期待したい。

(2002.5.24記)




■シェーン・モズリーVSバーレン・フォレスト(WBC世界ウェルター級タイトルマッチ 2002・1・26)

1992年、バルセロナ五輪米国最終予選で、フォレストはモズリーに判定勝ち。モズリーに最後の黒星を与えた男となった。それから10年、モズリーはライト級時代の雌伏の時を経て、今やパウンド・フォー・パウンドNO.1候補と目されるスーパースターへと飛翔。素質を高く評価されながら、右拳のケガなどの影響もあってプロではなかなかチャンスに恵まれなかったフォレストとの差は大きく開いていた。試合前のカケ率もモズリーが圧倒的に有利。フォレストにとっては立場を一気に逆転させる千載一遇の絶好機でもあった。

1R、モズリーは右をヒットするなど立ち上がりは好調のように見えた。しかし、フォレストも長い距離から左リードと右の強打を放ち、モズリーの接近を容易には許さない。2R開始直後、バッティングにより、モズリーは頭部をカット。中断の後、フォレストの右がモズリーを直撃、更にロープ際へ追い込んで右アッパーのキツイ追い打ちを決めるとモズリーがダウン。前のめりに倒れたモズリーのダメージは深刻で足元も定まらず、引き落とされるように2度目のダウンも奪われた。辛くもゴングに救われたモズリーは、続く3,4Rとひたすら回復に費やし、中盤から反撃を試みるも、フォレストの右ストレートとアッパーに阻まれ、なかなか中に入り込めない。
そして10R、立ち上がり攻勢を取ったモズリーにフォレストは右ストレート、右アッパーで反撃、ロープ際に追い込んで強烈なボディブローも決めてダウン寸前に追い込む。これがダメ押しとなって、フォレストは3−0の判定(115−110,117−108,118−108)で完勝した。

意外な展開だった。限りなくKOに近い2Rの2度のダウンで勝負は実質決まってしまった。それでも判定まで持ち込んだモズリーの底力はさすがだった。フォレストは長い距離での打ち下ろしの右、接近してはアッパーと迫力満点の攻撃を見せ、モズリーの攻撃は長いリーチを利してクリンチで封じるなど良く研究していたように思う。対するモズリーには過信による油断があったのではないだろうか。
アマ時代に続いてフォレストに連敗したモズリーには相性の悪さも感じたが、絶体絶命のピンチから最後まで反撃の姿勢を失わず、王者の意地と矜持を見せてくれたと思う。痛烈な敗戦から再び勝ち上がったバレラ、チューのように捲土重来も期待出来るのではないか。

ライト級で無敵の強さを誇りながらも、それに相応しい評価を得られなかったモズリーはウェルター級に転向。デラホーヤという好敵手を破り、スーパースターの座を手にした。そして今回、次期チャンピオン候補として待たされ続け、プロでは不遇の時を過ごしていたフォレストが、モズリーを下してトップに踊り出た。追うものの強みを再認識させられた試合でもあった。

(2002.3.20記)





■コンスタンチン・チューVSザブ・ジュダー (統一世界Sライト級タイトルマッチ 2001・11・3)

試合前の賭け率は3−1でジュダー有利。スピードスターと強打者の対戦といえば、今年1月のメイウェザーVSコラレス戦が思い浮かぶ。圧倒的なスピードの差でメイウェザーは10RTKO勝ち。そしてジュー自身、2月のWBA・WBC統一戦でミッチェルのスピードに意外な苦戦を強いられたことが、ジュダー有利へと予想が傾いた要因だろう。更には同じ6月23日に行われた前哨戦でジュダーはベスターに快勝したのに対し、チューはウルカルに苦戦。勢いは明らかにジュダーにあると思われた。

試合は1Rから波乱含みの展開となった。予想通りプレッシャーをかけ距離を詰めようとするチューに対し、ジュダーは足を使い、素速いパンチで応戦。1R中盤過ぎ、ジュダーの左アッパーがものの見事にチューの顎を捉えた。更に追い討ちをかけ、強烈な左ストレートもヒット。このラウンドは明らかにジュダーのラウンドだった。
2Rに入ってチューはプレッシャーの度合いを強め、左ジャブからコンパクトな右ストレートでジュダーに迫る。そして、ラウンド終了間際ついにチューの右ストレートがジュダーの顎にヒット。一呼吸置いて同じ右を痛烈にフォローすると、ジュダーは背中からキャンバスにどっと崩れ落ちた。反射的に立ち上がったジュダーだったが、足はガクガクで今度は前のめりに再びキャンバスに倒れ込むと、レフェリーのジェイ・ネイディはすかさず試合をストップ。タイムは2R2分59秒だった。

事件はその直後に起こった。この裁定に不満のジュダーは我を忘れてわめき散らすと、セコンドの制止を押し切ってレフェリーのネイディに迫り、あろうことかネイディの顎にグローブを押し付ける暴挙に出たのだ。その後もコーナーのイスを投げつけるなど暴走。ネバダ州コミッションは11月30日、ジュダーに対し、75,000ドル(約900万円)の制裁金と6ヶ月のライセンス停止処分を課している。

ストップのタイミングについては賛否両論分かれている。ジュダーの回復が早かったこと、TKOタイムがラウンド終了時点であったことを考えると確かにストップは早かったかもしれない。しかし、それらは結果論で、私には2度目に倒れ込んだ時点でのストップは至極妥当だったように思う。かつて、チャベスVSテーラー戦の試合終了直前のストップで物議をかもしたリチャード・スチールは「ストップの判断に(ラウンド中盤だろうが終了直前であろうと)時間は関係ない」という旨の発言をしていたのが思い起こされる。

チューはスピードに対抗するには距離を詰めるという明快な作戦を実践し、見事な結果を出した。離れて戦えば大きなスピードの差も、距離が縮まれば相対的にスピード差も縮まる。そして、コンパクトで力強い右ストレートは至近距離でも脅威的な破壊力を発揮する。ロシアン・ヒットマンの快進撃は今後も続きそうだ。

※コンスタンチン・チューの表記について、当コラムではWOWOWの名前表記に倣いました。

(2001.12.14記)




■バーナード・ホプキンスVSフェリックス・トリニダード (統一世界ミドル級タイトルマッチ 2001・9・29)

試合前の記者会見でプエルトリコの国旗を投げ捨てたり、挑発的な発言でヒールを演じたホプキンス。この日は赤いマスクを被って登場。背中にはカジノのHPアドレスをペイントするなど奇抜さが目を引いた。これで負けたらピエロだ。アリが大口を叩いて自らを奮い立たせたように、これがホプキンスなりの儀式なのだろう。そして“死刑執行人”はリング上でも筋金入りの実力を証明した。

初回はお互いに様子を窺う静かな立ち上がりだったが、徐々に間合いを掴んだホプキンスは2R終了間際に右ストレートを決めてペースを握った。固いガードに硬質な左リード、そしてタイミングの良い右を再三ヒットさせるなど、ホプキンスの選択した戦法は正攻法のボクシングだった。そして得意の接近戦に、ゴング後のパンチなど時折りダーティ・テクニックも折り混ぜる。

トリニダードはホプキンスの固いガードと右クロスになかなか突破口を見出せない。6R、トリニダードは前に出て猛反撃を見せたが、ホプキンスも負けずに打ち返す。ホプキンスは再三強烈な右をヒット、10R終了間際には強烈な右アッパーでトリニダードの膝を揺すった。更にはゴング後にも追撃するなどしたたかな面も見せた。

11R、トリニダードは膝をガクガクさせながらも気迫で反撃を試みるが、ホプキンスは的確なパンチで迎撃。そして最終12R,、劇的なフィナーレを迎える。完全に倒しにかかったホプキンスは1分過ぎ、強烈な右ショートでついにトリニダードからダウンを奪った。
精根尽き果てたかのように腰からストンと崩れ落ちたトリニダードは辛うじて立ち上がったものの、もはや戦闘能力は残っていなかった。

ホプキンスの圧勝といっていい内容だった。予想された接近戦での強さに加え、左の付き合いを制し、中間距離でもボクシング能力の高さを如何なく見せつけてくれた。

ホプキンスの勝利によって中量級は新たな展開が予想される。トリニダードの捲土重来はもちろん、デラホーヤ、バルガスとの絡みがますます面白くなってきた。

(2001.10.1記)




■ウィラポン・ナコンルアンプロモーションVS西岡利晃 (WBCバンタム級タイトルマッチ 2001・9・1)

西岡は最高の戦い方をしたと思う。揺るぎない安定政権を築いてきたウィラポンを相手に互角以上に渡り合ったことで世界レベルの実力を証明した試合だった。

立ち上がり、じっくりと構えるウィラポンに西岡は右リードで牽制、3Rには強烈な左ストレートを決めてペースを握った。4Rはウィラポンが強引にプレッシャーをかけて反撃。この回、西岡の左でウィラポンは右目上をカットした。7Rは大きなヤマ場だった。ウィラポンの右で西岡は左目尻をカット。激しい流血とウィラポンの猛攻にピンチに追い込まれる。しかし、ひるむことなく左フックからの連打で猛反撃、ウィラポンをダウン寸前にまで追い込んだ。
ここまでは新王者誕生のムードが高まっていた。しかし、ウィラポンはさすがにしたたかだ。8Rからいきなりの右で前進、プレッシャーを強める。西岡は出血の影響か右のリードがなくなり、攻防のリズムを崩してしまったのが惜しまれる。ウィラポンは再三、頭を押さえつけて苦し紛れのパンチを繰り出すなど明らかに焦りが見えた。レフェリーはもっと注意を与えるべきだったし、西岡陣営ももっとアピールした方が良かったように思う。
最終ラウンド、ワンツーで攻勢を取った西岡だったが、終盤の失点で前半の貯金を使い果たし、実に惜しい引分けとなった。オフィシャルの採点は115-113で西岡、116-113でウィラポン、残る一人が114-114と3者3様のドロー。私の採点でも114-114のドローだった。

一級の王者と一級の挑戦者が持てる技術を出し尽くした、頂点を争うのに相応しい好試合だった。前回の試合では消極的な試合ぶりが批判された西岡だったが、精神面うんぬんよりも実力の差が大きかったように思う。今回は実力でも精神面でも五分以上に渡り合うほどの成長を見せてくれた。タイトルこそ獲れなかったものの納得の行くドローだった。甲乙つけ難い内容で、どちらの勝ちになっても異論は出ただろう。西岡陣営では直ぐにでも両者の第3戦を計画しているようだ。安定王者を攻略して文句のない戴冠、そしてニューヒーロー誕生の予感を十分に感じさせてくれる試合だったと思う。

(2001.9.2 記)




■畑山隆則VSジュリアン・ロルシー
(WBAライト級タイトルマッチ 2001・7・1)

試合を前に、改めてロルシーのビデオ(VSバプティスト・メンディ戦)を見直してみた。ファイター型のロルシーは、長身のボクサー型サウスポーのメンディに強烈な右ストレート、左右フックを決めて圧倒、6Rに2度のダウンを奪ってTKO勝ち。バルセロナ五輪・フランス代表というテクニックの裏付けもあり、何よりあの圧倒的なパワーは脅威だ。がっちりとした体格でアゴも強そうだが、メンディのボディアッパーに苦しんだように、畑山はボディ攻撃を突破口にしたいところだ。

試合前には畑山がロルシーの握手を拒否して話題になった。選手にはそれぞれスタイルがあり、見解の相違ということだろう。差し出した右手を無視され、苛立つロルシーと、あくまで自分流を貫いた畑山。前哨戦は畑山の判定勝ちといったところか。ところが、ロルシー陣営は試合直前、バンテージの巻き方にしつこくクレームをつけ、逆襲に出てきた。両陣営の激しい駆け引き ― 熱い闘いは既に始まっていた。

第1R、畑山はいつも通り接近戦に活路を見出すべくプレッシャーをかけて前進する。ロルシーは距離を取って左を多用、あまり前には出てこないという意外な展開だった。畑山はロルシーをロープに詰めて左右を強打するが、ロルシーのガードは固い。接近戦ではロルシーも右アッパーで反撃。一進一退のラウンドが続いた。接近戦で畑山が攻勢をかけ、中間距離では左を多用するロルシーが支配する展開。採点は微妙だ。中盤からはロルシーの手数が上回った。畑山はラッシュをしかけ、何度かロルシーをグラつかせるも固いガードに阻まれて決定打を奪うまでには至らない。終盤の11、12Rはロルシーが左ジャブ、右ストレートで畑山を圧倒した。私の採点では微妙なラウンドも多かったが、116−112でロルシー。公式採点は118−110,117−111,117−112と意外な大差がついた。

試合前の予想では、坂本戦のような展開が予想されていた。しかし、ファイター・タイプのロルシーがボクシングをしてきた。畑山を研究してきたロルシー陣営の作戦勝ちだろう。中間距離でのロルシーのアマ仕込みのテクニックが畑山を上回った試合だったように思う。畑山は全力を尽くして敗れた。リック戦では不完全燃焼だった畑山は自らのボクシングを貫き通し、敗れたとはいえ納得のいく試合だったのではないだろうか。

(2001.7.2 記




■ナジーム・ハメドVSマルコ・アントニオ・バレラ
(IBOフェザー級タイトルマッチ 2001・4・7)

試合前の予想はハメド。バレラの激しいプレッシャーをどう捌くのかが注目だった。復活の兆しを見せるバレラの強打にも大きな期待が懸かっていたが、バレラの望むクロス・レンジの打ち合いでも、最終的にはハメドの圧倒的なパワーが試合を制するのではないか。いずれにしても激しい打ち合いの末、KO決着は必至と思われた。だが、試合は意外な展開だった。

初回、バレラはいきなりビッグ・チャンスを迎えた。左フックが、まともにハメドの顔面を何度も捉えたのだ。大きくバランスを崩し、あわやダウンの場面もあった。しかし、バレラは慎重だった。決して深追いすることなく、カウンターを狙い続けた。本来、カウンター・パンチャーのハメドはしきりにノーガードで誘うが、バレラはカウンター戦法に徹する。ハメドはカウンターを警戒して手数も減り、次第にジリ貧状態へと陥った。8Rにもバレラは右のカウンターをを好打してハメドをグラつかせる。ハメドの表情には焦りの色も見えてきた。最終ラウンド、一発逆転を狙うハメドだったが、逆にバレラのカウンターを浴びてしまう。このラウンド、バレラはハメドを後ろからコーナーポストに押し付けて減点を受けたが、ポイントはバレラが取った。判定は115−112が2人、116−111が1人の3−0、バレラの完勝といっていい試合内容だった。

ハメドはグローブが合わず登場が遅れたのに始まり、空中ブランコで入場の際にビールをかけられ、得意のロープ越しの1回転も断念するなど、この日の結果を暗示するかのようなハプニングが相次いだ。敗れるときはこんなものなのかもしれない。ラスベガスの夜はハメドにとって、とことんツイていなかったようだ。

プレッシャーを懸け、ボディ・アタックを敢行すると思われたバレラの取った戦法は、ガードを固め、ディフェンスに重点を置いた徹底したカウンター狙いだった。誰もが予想しなかったバレラのボクシングに、1番戸惑ったのはハメドかもしれない。自分の得意とするボクシングを相手にやられてしまったのだから。ハメドのボクシングを研究し、作戦を見事に遂行したバレラのボクシング能力の高さを改めて感じさせる試合でもあった。
バレラがまだ北米Sフライ級チャンピオンの時代、そのタイトル防衛戦が日本でも衛星放送で放映された。バレラは攻防にまとまりのあるボクシングで難なく判定勝ちを収めたが、やや慎重過ぎるきらいもあった。バレラは元々テクニックに定評のある巧いボクサーとして売り出していた。WBOタイトルを獲ってからのバレラは、相手が格下ということもあって「倒すボクシング」に変身。パワー・アップして1時代を築いたが、ジョーンズ戦で思わぬKO負けを喫して挫折。この敗戦がディフェンス重視のボクシングへの転機となり、より柔軟性のあるスタイルに進化したように感じる。

バレラがフェザー級で再び時代を築くことが出来るのか、それともハメドの巻き返しがあるのか。モラレス、コバチ、マルケスと役者の揃ってきたフェザー級は俄然面白くなってきた。

(2001.4.12 記)




■フロイド・メイウェザーVSディエゴ・コラレス (WBC・Sフェザー級タイトルマッチ 2001.1・20)

Sフェザー級には史上最高と言っていいタレントが揃った。WBCのスピードスター、メイウェザー。前IBF王者で長身のスラッガー、コラレス。連続KOのWBO王者フレイタス。技巧派のWBA王者カサマヨル。いずれも負け知らずの男たちが結集した。誰が一番強いのか?―最強を決める統一戦の機運が盛り上がったのも当然と言えば当然だろう。そして21世紀に突入したばかりの1月、メイウェザーとコラレスが激突した。専門家筋でも評価の高い2人の対戦は事実上の“最強決定戦”といってもいいだろう。

コラレスのスラッガーぶりは王者に就いてから冴え渡っていた。タイトルを奪取したガルシア戦、ゲイナー、ジューコを圧倒的な強打で沈めたシーンは「コラレス強し」を印象付けた。一方のメイウェザーには天才にありがちな傲慢な面も見え始めていた。コラレスに底知れぬ強さを感じていた私は、メイウェザーのスピードの落ちた後半にストップ勝ちという予想を描いていたのだが・・・

試合開始、コラレスは予想通りプレッシャーをかけて出て行った。しかし、想像を上回るメイウェザーの速い動きに全くパンチを出すタイミングが掴めない。7R、メイウェザーのいきなりの左フックでコラレスがダウン。目にも止まらぬ速いパンチだった。2度目のダウンも同じ左、3度目はロープに詰めてからの右だった。メイウェザーの目まぐるしい動きはますますテンポアップ、パンチにも力強さが増していく。そして迎えた10R、メイウェザーの左フックがカウンターとなって炸裂、この試合4度目のダウンを奪った。辛うじて立ち上がったコラレスにメイウェザーが右を2発ヒット。たまらずコラレスが膝を着いたところで、彼の義父がリングに上がって試合を止めた。

スピードがパワーを完全粉砕した試合だった。メイウェザーのこの試合に賭ける意気込みがひしひしと伝わる最高のパフォーマンスだったと思う。コラレスは急遽決まった試合でSフェザー級に落とさねばならない不運もあった。しかし、コンディション調整も実力のうち。この日はメイウェザーが強かったという事実が残った。クラスを上げてレナードVSハーンズのようにパート2が見られるのか?コラレスはライト、あるいはSライトと3階級制覇も可能な逸材だけに捲土重来に期待したい。

(2001.2.12)




■フェリックス・トリニダードVSフェルナンド・バルガス (WBA・IBF・Sウェルター級統一戦 2000.12.2)

いかにも負けん気の強そうな面構え。派手な外見のイメージとは異なる正攻法のボクシングスタイルで着実に力を着けてきているバルガスは、何故か気になる存在だった。打たれたら必ず打ち返す勝負根性、何かをやってくれる雰囲気を漂わせるボクサーに思えた。トリニダードの強さはいうまでもないが、彼を打ち負かす最右翼はバルガスではないか。試合前には漠然とそんなことを考えていた。

試合は周知の通り、ティトの圧勝に終わった。初回、トリニダードの左フックでバルガスは2度のダウンを喫した。ここで終わりになってもおかしくはない展開だったが、バルガスは驚異的な粘り腰を見せてこの回を耐え抜いた。やはり、この男のファイティング・スピリットは只者ではない。4Rには逆に左でダウンを奪い返した。ここでローブローの中断があったのは痛かった。ティトは相変わらずプレッシャーをかけ続け中盤からペースを握り、ラストラウンドの劇的なフィニッシュに繋げた。結果的には1Rのダウンが明暗を分けた試合だった。プレッシャーをかけ、相手をロープに詰めてから強さを発揮するバルガスが守勢に廻ってしまい、そのペースを変えることは出来なかった。が、本来のスタイルではないカウンター戦法に切り替えて、あそこまで善戦出来たのもバルガスのポテンシャルの高さを示すものだろう。

トリニダードの左は際立っていた。バルガスのボクシングを封じ込めたティトもさすがだった。デラホーヤ戦でも自らのボクシングを貫き接戦をものにした。いったい、この天才児はどこまで突き進むのだろうか。

20世紀の掉尾を飾るに相応しい名勝負は、あまりにもドラマチックな幕切れで決着が着いた。
そして、勝者以上にバルガスの負けっぷりの良さが印象に残る試合でもあった。

(2001.2.12 記)




■ガンボア小泉VS星野敬太郎
(WBAミニマム級タイトルマッチ 2000.12.6)

胸のすく奪取劇だった。6月の畑山の勝利が爆発的な歓喜だとすると今回はしみじみと胸に染み入るような本当に良いものを見せてもらったという満足感があった。

日本最高峰のテクニックが世界に通用するのか、今回の見所はこの一点に尽きた。世界の技術に翻弄されるシーンはもう見飽きた。テクニックで凌駕する日本人を見てみたい。星野なら・・・。

足を使って王者の強打をかわすだろうと思われた星野だが、意外なことに中間距離での打ち合いに出た。ガードを固めブロッキング、ウィービングでガンボアのパンチを殺し、いきなりの右を効果的に決めた。至近距離でも星野の巧さが光り、ディフェンスだけでなく攻撃面でも挑戦者らしく積極果敢に打って出て魅せてくれた。

7Rには強烈な右ストレート、左フックを決めてガンボアをぐらつかせた。流れは完全に挑戦者に傾いた。ベスト・ラウンドだ。9Rからガンボアも前に出て手数を出してくる。右ストレート、アッパーが怖い。リードしていても息の抜けないスリリングな展開が続いた。最終ラウンド、星野は攻めきった。最後は両者足を止めて打ち合いゴング。採点は115―113が2人、117―112の3―0で星野!元世界王者のジムから初の世界チャンピオンが誕生した。
31歳、1度はボクシングをあきらめながら掴んだ栄光。星野選手、本当におめでとう!

▼Round by Round

<1R> 星野はしっかりとガードを固めジャブ、いきなりの右がヒット。動きも速い。
(10―9で星野)
<2R> ガンボアのジャブ、右ストレートが当たる。星野もボディー攻撃。
(10―9でガンボア)
<3R> ガンボア強烈な右ストレート。終盤、星野もボディー攻撃。
(10―9でガンボア)
<4R> 激しい打ち合いで星野のボディー攻撃、強烈な右もヒット。
(10―9で星野)
<5R> 星野は積極的に前に出て打ち合い、左フック、右ストレートを決める。
(10―9で星野)
<6R> 王者が左ガードを下げたところへ星野の右が良く決まる。
(10―9で星野)
<7R> 星野のベスト・ラウンド。左フック、強烈な右ストレートが決まり、王者がぐらつく。
(10―9で星野)
<8R> 星野の強烈な右ストレートで、王者のマウスピースが吹っ飛ぶ。
(10―9で星野)
<9R> ガンボアが積極的に前に出て手数を出してくる。星野はブロックするも攻勢点でガンボアか。
(10―9でガンボア)
<10R> ガンボアが攻勢に出て右を数発ヒット。星野も右を決め、終盤は激しい打ち合い。
(10―9でガンボア)
<11R> 星野は打ち合いで右を有効に決める。ガンボアの右も当たる。
(10―9で星野)
<12R> 星野が積極的に王者を攻め続け、右フックを決める。最後は足を止めての打ち合い。
(10―9で星野)

(2000.12.7 記)




■レノックス・ルイスVSデビッド・ツア (WBC・IBFヘビー級タイトルマッチ 2000.11・11)

公称身長178cmのツアに196cmのルイスはあまりにも大き過ぎた。ルイスはただのデクの棒ではない。巨体に似合わぬ身体能力と右のソリッドパンチという切り札を持ち合わせていた。ただ突き放すだけのプッシュ気味の左だけで、ルイスの“脅威の右”が“見えないパンチ”となってツアにプレッシャーをかけ続けていたようだ。中に入りたくても入れないツア。左フックで何とか突破口を見出そうと試みるもいずれも単発に終わった。

2R終了間際にツアの左フックでルイスがのけぞるシーンもあったが、惜しくもラウンド終了のゴングでチャンスを逸してしまった。以後、警戒を強めたルイスは慎重な試合運びを見せる。これだけの体格差でアウトボクシングに徹せられると、小柄なツアには如何ともしがたい。

ルイスの右も何度かヒットするが、これまでダウン経験のないツアはさすがにタフだった。ルイスも深追いをせず、勝利に徹したスタイルを貫いた。アクションこそ少なかったが、駆け引きの妙は堪能できた。欲を言えばツアにもう一つの打開策が欲しかったところだ。

判定は117―111、119―109、118―110と文句のないものだった。ルイスは最強の座を守った。しかし磐石とはいかなかったように思う。序盤の相手を突き放すだけの頼りないジャブに気弱な面も垣間見えた。ツアの左は警戒するのに十分危険なものであったのも事実だが・・・。

次はタイソン戦も噂されるが、強引に突破をはかる相手に対して守りの気持ちが強すぎるとそのまま押し切られてしまう展開も考えられる。タイソンに体のキレがどこまで戻っているかによるが、3度目の戴冠も大いに可能性があると思う。

(2000.11.13 記)




■畑山隆則VS坂本博之 (WBAライト級タイトルマッチ 2000.10・11)

「坂本に勝って欲しい」
ボクサーとしてはもとより、坂本博之というひとりの人間に惚れこんだ私には彼の負ける姿だけは見たくなかった。

1R、坂本の先制攻撃を迎え撃つ畑山。予想出来た展開ではあったが、これほどまでに激しい打ち合いになるとは驚きだ。坂本にチャンスがある、と希望が膨らむ。中盤まで坂本はボディー攻撃を軸に時折アッパーを放ち、王者に詰め寄った。畑山もアッパー攻撃を交えた、いきなりの右を効果的に決める。パンチの正確さで畑山が各ラウンドを抑えているようにみえた。畑山は恐ろしいまでの集中力で坂本のクリーンヒットを許さなかった。それでも「絶対に打ち負けない。打ち勝つんだ」という坂本の執念が一方的なラウンドを許さないという凄まじい展開だ。

8Rに畑山の右が決まり、ラウンド終盤には挑戦者をロープに詰めて連打。続く9Rも畑山の強烈な右が何発も決まる。しかし、坂本は倒れない。それどころか打たれるたびに執念で打ち返す。何という男だろう。坂本は坂本らしく最後まで倒すボクシングを貫いた。そして迎えた第10R、畑山の鋭いワンツーが挑戦者の顎を抉ると、坂本はゆっくりとキャンバスへと散っていった。

畑山の心・技・体、三拍子揃った充実振りに正直驚かされた。最後は精神力の勝負というが、逆に精神力で互角であったなら、勝敗を分けるのは両者の力量や技術の差ということになるのだろう。畑山と坂本には精神力で埋めきれない力の差があったように思う。それでも、ここまで凄まじい激闘に持ち込んだ坂本の執念に改めて敬意を表したい。

畑山は坂本の不屈の闘志に負けない恐るべき精神力で最高のパフォーマンスを見せてくれた。試合後のインタビューでは引退も匂せていたが、坂本以外の相手で彼の能力をフルに発揮させる程のモチベーションを維持出来るのだろうか。畑山が海外の強豪との対戦に新境地を見出してくれることを、一ファンとして期待したいものだ。

(2000.10.12 記)




■ウィラポン・ナコンルアンプロモーションVS西岡利晃 (WBCバンタム級タイトルマッチ 2000.6・25)

「間違いなく勝ちますね」「30万円払っても、来てよかったと思う試合をしますよ」
「緊張なんて言葉はオレの辞書にはないね、ふん」(鼻で笑う)。
西岡の口からポンポンと威勢のいい言葉が飛び出す。どこまでが本心なのか、真意を測りかねる発言だった。それは弱さの裏返しの、強がりにも思えたのものだ。西岡のセンスは、日本のレベルを超越していた。彼は国内の強豪を相手に、それを証明してきた。軽快なフットワークから繰り出されるシャープなパンチ、スタイリッシュなボクサーへの期待は大きかった。

ウィラポンは難攻不落のボクサーに思えた。「デスマスク」と呼ばれる無表情さ、落ち着いた物腰が底知れぬ強さを感じさせる。辰吉戦で、我々はその強さをいやと言うほど見せつけられた。ファンは辰吉のリベンジと言う意味合いも含め、日本のホープに期待した。チャンスはある。西岡の自信がどこまで本物なのか?果してウィラポンをアウトボックス出来るのか?試合前の興味は尽きなかった。

大方の予想通り西岡は足を使い、ウィラポンは様子を窺う静かな出だしだった。徐々にウィラポンはプレッシャーをかけてくるが、手数が少ない。西岡もウィラポンの周りをサークリングするだけで手が出ない。ウィラポンの強打を警戒するあまり、距離が遠すぎて攻撃の糸口がなかなか掴めないようだ。ウィラポンは時折、踏み込んではパンチをヒットさせていく。西岡には踏み込む勇気がないのか、或いはウィラポンがそれをさせないのか。9Rにようやく左をヒットして連打を見せた西岡だったが、ウィラポンの反撃にあって手を止めてしまう。さしたる展開の変化もなく、試合は進行していった。最終ラウンドにラッシュを見せた西岡だったが、ポイントの差は大きく時は既に遅かった。

試合後の西岡の顔はきれいだった。逃げていたのだから、打たれないのは当たり前だとの批判もあった。これが最後のチャンスならば、玉砕覚悟の賭けに勝機を見つけるしかないのだろう。しかし、彼はこれからのボクサーである。自らのスタイルを貫き通したことが明日につながるのではないかと思う。

(2000.9.1 記)




■オスカー・デラホーヤVSシェーン・モズレー (WBCウェルター級タイトルマッチ 2000.6・17)

デラホーヤは「ファイタースタイルが私の本来の姿だ」と語っている。じりじりとプレッシャーをかけ、相手の出方を窺いながら前進する。そして隙をついてラッシュ。最近は相手に対応したボクシング、見方を変えれば、先手を取らせて後手に回ることが多くなったように見える。どうして左が極端に少なくなってしまったのだろう。ゴンサレス戦で見せた強烈な左リードの冴えは最早、ない。一部で伝えられる衰えなのだろうか。強烈な左で先制して自らのペースを掴む。左一本で試合を自在にコントロールする。チャベス、ゴンサレス戦で示したボクシングこそ、彼本来のスタイルではなかったか。トレーナーを次から次へと変えて、自らのスタイルを確立出来なかったことが、今回の敗因だと私には思えるのだ。悩めるデラホーヤはそれでも、有り余る才能で勝利をものにしてきた。だが、モズレーのスピードには通用しなかった。

この日もデラホーヤはモズレーの後手に回ってしまった。モズレーのスピードはデラホーヤを上回り、ディフェンス技術も一級品であることを証明した。そして終盤の失速。中盤には体力差を生かしてポイントを握ったが、最後の3Rは明らかに打ち負けていた。意外な展開だった。デラホーヤがスピード負けして、モズレーの左に翻弄されている。それでもクォーティ戦の最終ラウンドで見せた意地が、今回もモズレーを捕まえるのではないかという期待は残されていた。しかし、その瞬間は最後まで訪れなかった。虚しく最終ラウンドのゴングが響く。試合の判定は微妙だった。私の採点では2ポイント差でモズレーだったが、僅差のラウンドをどう見るかでデラホーヤの勝ちもあるように感じた。そしてスプリットデジションの発表の後、まずモズレーの名がコールされる。普通スプリットの場合、最初に敗者の名前から呼ばれる。私はこの時、てっきりデラホーヤの勝ちだと思っていた。だからモズレーが勝者のコールを受けた時、意外な印象とともに興奮を覚えたものだ。粋な演出だと思った。

トリニダード戦と同様に決して完敗だった訳ではない。が、今のままのスタイルではティト、モズレーには通用しないのも事実ではないだろうか。「ゴールデンボーイ」は底を見せてしまったのか。それとも挫折を乗り越えて、更なる成長した姿を我々に示してくれるのか。その答えの全てはモズレーとの再戦にかかっている。

(2000.9.1 記)




■ヒルベルト・セラノVS畑山隆則 (WBAライト級タイトルマッチ 2000.6・11)

「ひょっとしたら」の予感は確かにあった。勝算だけを考えたなら、最近の日本人挑戦者と比較しても、かなり高いと言えるだろう。しかし・・・
一年のブランク、再起戦なしでいきなりの挑戦はやはり無謀なように、私には思えた。
「期待半分、不安半分」の思いは畑山自身も同じだったようだ。そして、彼は最高の結果を出した。過程に問題があったのは事実である。それについては批判も忘れてはいけないだろう。しかし、偉大なる結果については惜しむことなく賞賛しようではないか。

1Rの先制攻撃も束の間、2〜4Rにはセラノの左で畑山の左眼が腫れる。坂本戦の悪夢が、私の脳裏をよぎった。そして迎えた第5R、畑山の右アッパーがセラノの顎を捉えた。もんどりうって倒れるセラノ。坂本戦の第1Rの興奮が蘇る。セラノは、やはりしぶとい。畑山の見事なラッシュ攻撃にセラノはよく粘った。だが、7Rに右ストレートを直撃されてあっけなくダウン。後はフィニッシュシーンが訪れるのを待つだけだった。そして迎えた第8R・・・
3度のダウンを奪い、畑山は見事な仕事を成し遂げた。この日の畑山はディフェンス面での進境も見せていた。ブロッキングやスウェーバック、あるいはヘッドスリップでセラノに決定打を許さなかった。セラノ対策を十分に練ってきたのだろう。

それにしてもライト級の王座である。ガッツ石松がヘススに敗れて以来、遥か遠くに行ってしまったとばかり思っていた伝統のタイトルが、26年ぶりに戻ってきたのだ。世界を制するには実力だけでなく、運も必要だと言われる。畑山には持って生まれたスター性と強運があるのだろう。坂本の不運を思う時、彼の強運は一層際立って見えるのである。

(2000.9.1 記)



■ヨーダムロンVS佐藤 ■モズリーVSフォレスト ■チューVSジュダー ■ホプキンスVSトリニダード 
■ウィラポンVS西岡
 ■畑山VSロルシー ■ハメドVSバレラ ■メイウェザーVSコラレス 

■トリニダードVSバルガス
 ■ガンボアVS星野 ■ルイスVSツア ■畑山VS坂本
 ■ウィラポンVS西岡 
■デラホーヤVSモズレー
 ■セラノVS畑山 ■トップページ




[PR]生年月日で2010年運命占い:初回無料!貴女の悩みを占い師に相談