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 ▼ 観戦記
■3大世界戦+2  ■デラホーヤVSモズリー2 ■ルイスVSクリチコ ■ラリオスVS仲里 ■ルイスVSジョーンズ 
■デラホーヤVSバルガス
 ■ルイスVSタイソン ファンの声 ■トップページ
■観戦記過去ログ (ヨーダムロンVS佐藤 モズリーVSフォレスト チューVSジュダー ホプキンスVSトリニダード ウィラポンVS西岡 畑山VSロルシー ハメドVSバレラ メイウェザーVSコラレス トリニダードVSバルガス ガンボアVS星野 ルイスVSツア 畑山VS坂本 ウィラポンVS西岡 デラホーヤVSモズレー セラノVS畑山 )


■3大世界戦+2(両国国技館 2003・10・4) 

10月4日、両国国技館で行なわれた3大世界戦+2は世界戦で1勝1敗1分。戸高が2階級制覇を達成、佐竹がレイナを見事なKOで下すなど、どの試合も見応え充分の内容で成功裏に終わったと言っていいだろう。今後の豪華な興行の核となるべく、トリを務めた西岡のタイトル奪取がならなかったのは残念だが・・・。採点に関しても、見方によって勝敗が左右される難しい試合が多かったように思う。各選手の思いが伝わってくる熱戦を振り返ってみる。

【10月4日/両国国技館】
■WBC世界バンタム級タイトルマッチ
WBC王者・ウィラポン・ナコンルアンプロモーション 12R引分け WBC1位・西岡利晃

立ち上がりの西岡はジャブからワンツー、有効なボディブローを決めるなど、ブランクを感じさせない良い出来のように見えた。ウィラポンは不気味なまでの落ち着いたボクシングで右をリードブローに用い、執拗に右のパンチを繰り出す。
4R、西岡のボディ、左アッパーが決まるが、ウィラポンは半ば故意とも思えるローブロー。レフェリーはすかさず1点減点を宣した。5Rからますますプレッシャーを強めたウィラポンは右を連打してポイントを奪う。6,7Rもウィラポンが攻勢。8Rは接近戦で西岡のボディブロー、右フックがクリーンヒットし、西岡のラウンド。終盤は至近距離での打ち合いで、ウィラポンが右をヒットしてペースを握るが、西岡もボディ、左アッパーと反撃する。
ウィラポンのバランスのいい磐石のボクシングに、西岡も本来の切れのいい左ストレートを繰り出せなかったが、接近戦でのボディ攻撃、左アッパーのクリーンヒットで反撃し、拮抗した打ち合いのようにも感じた。

試合終了の時点では挑戦者贔屓の採点でドローか、1点差くらいで西岡の勝ち(私の採点は115−114(−1))もあり得るかという印象を持った。公式の採点は115−115、114−113(西岡)、116−112(ウィラポン)でドロー。会場で観戦したファンをはじめ、ウィラポンの勝利を支持する意見が多く、私もビデオで改めて採点してみると115(−1)−113でウィラポンとなった。いずれにしてもどちらに付けるか迷うラウンドがかなりあり、オフィシャルのジャッジは公平なものだったと思うが・・・。
西岡の善戦、世界に匹敵する実力は誰もが認めるところだろう。世界との差は僅かだが、そのほんの少しの差が実に厚い壁だということも改めて痛感した試合でもあった。

■WBA世界Sフライ級タイトルマッチ
WBA王者アレキサンデル・ムニョス 12R判定(3−0) WBAフライ級14位・本田秀伸

序盤、ムニョスの振りの大きいパンチをかわし、本田は左ストレートを決めて善戦。中盤以降、ムニョスのパワーが優り、右ストレート、左をヒット。終盤、疲れの見えるムニョスを本田がボディ攻撃で追ったが、ムニョスが的確な強打で上回った。公式の採点は116−112,118−110,119−109と大差でムニョスだったが、それ程の差はない試合内容だったと思う。(私の採点は116−113でムニョス)
ムニョスはヒザの負傷の影響か本来の動きではなかったように感じたが、1発の迫力は健在。そのムニョスの強打をかわした本田のディフェンスは見事だった。今回は階級を上げての再挑戦で、ポンサクレックを上回る強打者のムニョスでは相手が悪過ぎた。ポンサクレック戦同様ポイントに結びつく攻撃に繋げられなかったのが最大の敗因だろう。世界に通用するテクニックは充分に証明した本田。攻撃面での課題を克服すれば、本来のフライ級での王座獲得も期待出来ると思う。

■WBA世界バンタム級暫定王座決定戦
WBA4位・戸高秀樹 12R判定(2−1) WBA5位・レオ・ガメス

足を使い、ボディ、右ストレート、連打で攻める戸高。ガメスは左を突いて前進しながら、恐いタイミングで右ストレート、右アッパーを放つ。前半は戸高が連打でポイントを奪取。後半はガメスが的確な強打で盛り返し、試合は判定に委ねられた。戸高の手数とガメスの有効打をどう取るかで微妙な試合だった。私の採点は114−114のドローとなったが、公式のジャッジは2−1(115−113,116−114,113−115)で戸高を支持し、WBA・Sフライ級に続いての2階級制覇を達成した。
雪辱に燃える戸高の執念の勝利だった。アゴの骨折、目の手術と一時は引退も考えたという戸高の復帰には感慨深いものがある。まずはブレダルとの統一戦で「暫定」の2文字を取り去って正規王者となることを期待したい。
ガメスも5階級制覇への意欲を見せ、強打で終盤に追い込んだのは流石と思わせるものがあり、両選手の気持ちが伝わってくる好ファイトだった。

■Sライト級10回戦
OPBF・Sライト級王者・佐竹政一 KO2R ベネズエラ同級王者・リチャード・レイナ

この日のベストファイトと言える佐竹の見事なワンパンチKOだった。ベネズエラからやって来た帝拳プロモーションの契約選手レイナの強打者ぶりはカスタニヤレス戦での2RKO勝ちで実証済み。この日も、初回からパワー溢れるボクシングを展開し、ラウンド終盤には右の強打で佐竹をロープ際に追い詰める。2R、ボディを中心に盛り返した佐竹はタイミングのいい右をヒット。ロープ際に下がったレイナが打ち返してくるところへ強烈な右カウンターを一閃。前のめりに崩れ落ちるレイナ。レフェリーがノーカウントで試合をストップする鮮やかなワンパンチ・フィニッシュだった。
国内強豪との試合をクリアーし、着実なステップアップを見せる佐竹の勢いを感じさせる1戦。Sライト級の世界の壁はとてつもなく分厚いが、最近の佐竹の充実ぶりには夢を現実にする可能性も充分感じさせてくれる。噂されるハリス挑戦が実現すれば世界の名に相応しいハイレベルな攻防が期待出来そうだ。

■ライト級10回戦
WBC世界ライト級7位・長嶋健吾 10R判定(3−0) リック吉村

実力者同士の1戦はともに明確なポイントを奪うことが出来ず、長嶋が小差(98−95,98−96,97−95)の判定勝ち。技術戦としてのペース争いはそれなりに見応えがあったが、ヒートアップする打ち合いにまでは到らず。サウスポー長嶋の右リードが僅かに上回った試合だった。ライト級で世界再挑戦を目指す長島だが、パワー不足を感じさせるなど世界をアピールするには今1つ物足りない内容に感じた。
年齢制限緩和の適用第1号として現役に復帰したリック吉村。惜しくも勝利は逸したが、リングを降りるリックに一際大きな拍手が贈られたのが印象的だった。リックは後日、都内のジムに石川会長を訪ねて引退の意思を告げている。

(2003年10月10日 記)




■オスカー・デラホーヤVSシェーン・モズリー2(WBA・WBC世界Sウェルター級タイトルマッチ 2003・9・13)

2000年6月の初戦はモズリーが僅差の判定勝ち。その後、デラホーヤは歌手活動を本格化させ一時リングを離れたが、2001年3月ガッティに5RTKO勝ちで復帰。カスティジェホを下しWBC王座を奪取、バルガス戦でWBC・WBA王座を統一、カンパスをストップして防衛と、Sウェルター級に転向後、順調に復活ロードを歩んで来た。
一方、モズリーはデラホーヤ戦後もA・ディアス、S・テーラー、A・ストーンと連続KO防衛を続け、パウンド・フォー・パウンドNO1の評価を得るほどの躍進を見せる。しかし、2002年1月、7月とフォレストに連敗し、思わぬ躓きに見舞われた。今年2月、Sウェルター級で戦ったラウル・マルケスとの再起戦でも3Rノーコンテストに終わった。
「負ければ引退する」と雪辱に意欲を燃やすデラホーヤ。モズリーもこの1戦に巻き返しを賭ける。両者の意地とプライドを賭けたサバイバルマッチ。3年3ヶ月の時を経て状況はデラホーヤ有利に傾きつつあった。

第1R、デラホーヤは左を突き、距離を取ってワンツー。モズリーはじっくりと構えてボディ攻撃、タイミングのいい左フックをヒット。デラホーヤの左ジャブとモズリーの有効打をどう評価するかで難しいラウンド。(10−10?)

2Rはデラホーヤの左ジャブが有効にヒット。モズリーのボディ攻撃、左フックのパワーパンチもあったが、左リードから右に繋いだデラホーヤのラウンド。緊迫したペース争いが続く。(10−9でデラホーヤ)

3R、モズリーがプレッシャーをかけ、右ストレートをヒット。スピードで上回るモズリーが先手を取り、デラホーヤが後手に回る。(10−9でモズリー)

4R、偶然のバッティングでデラホーヤは右眉尻をカット。モズリーの右ボディがヒット。デラホーヤの右が当たるが、モズリーがパワーパンチでプレッシャーをかけ、ボディ攻撃でペースを握る。(10−9でモズリー)

5R、デラホーヤの右ストレートが有効にヒット。互いにボディ攻撃、デラホーヤの右ボディが強烈。モズリーの右ストレート、ボディ攻撃も当たる。(10−9でデラホーヤ)

6R、デラホーヤの左ボディが決まる。モズリーはプレッシャーをかけ、左フックを放つものの、手数が少ない。モズリーがややペースダウン。(10−9でデラホーヤ)

7R、互いにボディ攻撃。デラホーヤの右が決まる。左ボディも有効。このラウンドもモズリーがプレッシャーをかけるが手数が少ない。(10−9でデラホーヤ)

8R、モズリーのボディ攻撃が有効だったが、デラホーヤの右も的確にヒット、右クロスがいいタイミングで決まり出す。(10−9でデラホーヤ)

9R、モズリーのボディ攻撃が効いてデラホーヤが窮地に追い込まれる。さらに左フック、右も決まり、流れはモズリーへと一気に傾いた。デラホーヤも反撃するが、モズリーの強烈な左フックがヒット。(10−9でモズリー)

10R、モズリーのボディ攻撃、左フック、右クロスが有効。デラホーヤも左フック、右ストレートを決めて反撃。モズリーのパワーパンチが上回る。(10−9でモズリー)

11R、モズリーの右クロス、ボディ攻撃。デラホーヤも左フック、左アッパーを決める。ハイスピードの打ち合いとなり、モズリーがパワーパンチで打ち勝つ。(10−9でモズリー)

最終ラウンド、デラホーヤが右ボディを決めた直後、モズリーの強烈な右が決まり、さらに左フックで追い込む。デラホーヤも右をヒットしたが、モズリーの勢いを止めることは出来ず。(10−9でモズリー)

公式の採点はジャッジ3者とも115−113でモズリーを支持。モズリーがデラホーヤに連勝すると共に、IBFライト級、WBCウェルター級に続き3階級制覇を達成した。ハイレベルの技術戦で、初戦と同様に終盤に打ち勝ったモズリーが僅差の判定をものにしたが、ポイント的には際どい判定だった。スピードで上回るモズリーがプレッシャーをかけ、ペースを握っていた印象が強いが、デラホーヤが左ジャブ、ワンツーと手数で対抗、細かいパンチをヒットしていたのも確か。意外だったのは、モズリーがパワーパンチで対抗したことだった。中盤、ペース配分を考慮してか手数が減った分、デラホーヤにポイントは流れたが、終盤の追い込みは見事だった。
私は初回をイーブンとし、115−114でモズリーの勝ちと見たが、どちらに付けるか迷うラウンドも多かった。9R決定的なシーンを作り、終盤にポイントを奪ったモズリーが印象的には有利に見えたのだが・・・。

試合後、判定を巡って事態は急転した。米国内ではHBOの解説を務めたフォアマンをはじめ、デラホーヤの勝利を支持する声もあり、ボブ・アラム・プロモーターは判定に抗議してボクシング界からの引退も示唆。デラホーヤ自身も弁護士を雇い調査を開始する方針を明かしている。両者の第3戦の可能性も浮上して来たようだ。

(2003年9月18日 記)




■レノックス・ルイスVSビタリ・クリチコ(WBC世界ヘビー級タイトルマッチ 2003・6・21)

当初はレノックス・ルイスVSカーク・ジョンソン、セミでビタリ・クリチコVSセドリック・ボズウェルの予定だったが、ジョンソンが胸筋の部分断裂で試合を辞退。急転直下、ルイスVSビタリのビッグカードが決定したのは試合(6月21日)の僅か2週間前だった。

初回、クリチコは緊張気味で動きは固いがスタンスを広く取り、右狙いで振りの大きいルイスを手数で上回る。

2R、クリチコの強烈な右ストレートが決まり、ルイスはあわやダウンという窮地に。ルイスの左ジャブも決まるが、再三右をヒットしたクリチコが攻勢。10−8を付けてもいいようなラウンド。

3R、開始早々にルイスの右が決まり、クリチコは左目上を大きくカット。いつ止められてもおかしくない程、傷口は深い。ルイスは左を多用し、この左がクリチコを再三捉える。ルイスのラウンド。

4R、ルイスの左フックが当たり、ルイスが覆い被さる形で両者もつれあって倒れる。(スリップ)互いに疲労の色が濃い。ラウンド前半はルイス、後半はクリチコが手数で攻勢。

5R、ルイスの右アッパー。ルイスが前進し、クリチコは左リード、右ストレートと手数で対抗。ルイスは疲れているが、パンチは生きていてパワーがある。

6Rもルイスの右アッパーが強烈。手数ではクリチコが上回る。1発当たればどちらが倒れるのか予断を許さない展開だったが・・・。結局、6R終了時点でクリチコの傷口が大きく、ドクターストップでルイスのTKO勝ちとなった。

4,5,6Rとパンチのヒット数ではクリチコ、パンチの威力ではルイスと採点の難しいラウンドだった。私はパンチの効果を取って57−56でルイスとしたが、公式の採点は58−56で3者ともクリチコ。

256.5ポンド(116.5キロ)と過去最重量で試合に臨んだルイスには調整不足の感も。クリチコも大きくカットした左目の傷が影響していたように見え、試合はどちらに転んでもおかしくない展開だった。

観衆の声援は圧倒的にクリチコを支持。納得の行かないクリチコは試合後に怒りが爆発、ルイスに詰め寄って再戦を要求する場面も。
試合後のインタビューでは「試合が続いていれば途中で倒すことが出来た。時間の問題だった」と強気のルイス。クリチコも「ルイスは素晴らしい選手だったが、ドクターが止めなければ彼に勝てたんだ。11、12RでKOできた筈だ」と互いに譲らない。
現在のところ12月6日再戦が有力のようで、遺恨の決着がどうなるのか今から楽しみだ。

(7月8日付けBBSの投稿に加筆訂正。7月10日UP)




■オスカー・ラリオスVS仲里 繁(WBC世界Sバンタム級タイトルマッチ 2003・4・26)

昨年8月、暫定王者だったラリオスは、挑戦者の福島から初回にダウンを奪い、以後も強打で圧倒し、8RTKO勝ち。11月にはホーリンを1Rで粉砕して正王者の座に就いた。一時はバレラとの対戦が内定するなど(WBCの勧告で中止に)最近の躍進ぶりが目を引く。

11年ぶり7人目の沖縄出身の世界王者を目指す挑戦者の仲里は、国内強豪との対戦で幾度かの敗戦を喫しながらも、強いハートと破格のハードパンチで這い上がってきた。最近は6連続KO勝ちと強打者としての進境も著しく、いかにも沖縄出身といった風貌とハードパンチャーぶりに大いなる期待を抱かせる。

予想では経験と実績で上回るラリオスの有利は否めないものの、好戦的な王者とハードパンチャーの挑戦者という組み合わせはスリリングな試合展開を予感させるのに充分だった。

軽快なラテンのリズムに乗って入場する王者。一方の挑戦者は沖縄民謡をバックにムードたっぷりの登場。両国国歌が流れ、世界戦に相応しいピーンと張り詰めた緊張感の中、いよいよゴング。

立ち上がりのラリオスは無理をせず、距離を取って左を突きながら、時折り右ストレート、アッパーを放ってペースを作っていく。前に出て、じりじりとプレッシャーをかける仲里だが、手数は少ない。

第3R、仲里が左フックからの連打でチャンスを掴む。ラリオスはたまらずスリップダウン。眉間をカットし、出血したラリオスは長い距離から力を込めた右で反撃。このラウンド、偶然のバッティングにより、カットしていない仲里に1点減点が科せられた。

第4Rは大きな左右フックでラリオスが攻勢。終了間際に仲里の左フックが決まる。

5R、打ち合いのさ中、ラリオスの左フックがカウンターとなってヒット。もつれて倒れ込む仲里。完全なダウンだったが、レフェリーはスリップと判定。猛然と出る王者は左フック、右ボディの上下連打でダウンを奪う。カウント9で立ち上がった仲里はクリンチの後、左フック、右ストレートで打ち返し、この回終了のゴング。

絶体絶命のピンチ。「やはりダメか」と諦めムードも漂う中、続く6Rに仲里は猛反撃に出る。左右の強打で迫る王者に、左フック、右ストレートを決めて連打。

第7Rはラリオスが右アッパーを決めるなど長い距離からの左右パンチでポイントを挙げた。仲里は強烈な左ボディを決めるが単発。

第8R、挑戦者のボディブローが効いている。ラウンド終盤、仲里は左フックを決めて、猛然とラッシュ。コーナーで棒立ちの王者に、拍子木をゴングと間違えたのかラリオスのセコンドがエプロンに駆け上がり、試合が中断したところで終了のゴング。騒然とする会場。

第9R、ラリオスは距離を取ってアウトボクシング。仲里も左フックを決めるが採点の難しいラウンド。

10Rは足を使い、徹底したアウトボクシングに出たラリオスのラウンド。

11R、逃げるラリオス、追う挑戦者。終盤に左フックからの連打で仲里のポイント。

最終ラウンドも仲里が攻勢。左右フックで王者を追い込むが、ラリオスも必死に耐える。後一歩、後一発が決まれば・・・仲里は王者を瀬戸際まで追い込んだが、無情の試合終了を告げるゴングが鳴った。

公式の採点は114−111,116−110,116−110で王者に。第3Rのバッティングによる減点、第5Rのダウンを考えると、この判定は致し方ないだろう。しかし、オフィシャルほどの差はなく、接戦だったように思う。(私の採点は114−112でラリオス)

挑戦者の大健闘、ラリオスも王者のプライドと意地を見せた一戦だった。近年、これ程までに盛り上がった世界戦も珍しい。試合後もきれいな顔の挑戦者に対し、顎を骨折し、傷だらけの王者。試合で受けたダメージは明らかにラリオスの方が大きかった。打ち勝っていたのは挑戦者の仲里だった。

(2003年5月8日 記)




■ジョン・ルイスVSロイ・ジョーンズJr.(WBA世界ヘビー級タイトルマッチ 2003・3・1)

昨秋、ジョーンズのヘビー級王座挑戦の計画が持ち上がり、内定から正式決定に至りながらも尚、試合実現に疑問の声も少なからずあった。挑む相手がヘビー級としては小柄なジョン・ルイスといえども、紛れもないWBAヘビー級王者との対戦は、ジョーンズが如何に天才的なボクサーであろうともリスクが大きい冒険であると思われた。
Lヘビー級としても決して大きくはないジョーンズがテストマッチもなく、いきなりのヘビー級挑戦で如何なる戦いを見せてくれるのか。

2月27日に行なわれた計量で、ジョン・ルイスが102.5キロ、ジョーンズは87.5キロ。15キロ差というボクシングの試合では常識を越えた試合で、ジョーンズは歴史的快挙を成し遂げることが出来るのだろうか。掛け率では9−5で挑戦者有利と出ていたが、これは両者の知名度の差とジョーンズに対する期待が入り混じった数値だったように思われる。

3月1日、ラスベガス、トーマス&マック・センター。ついに運命のゴングが鳴った。
ルイスはゴングと同時に仕掛け、左右フックを振るって前進。何度かロープ際に追い詰められるジョーンズ。クリーンヒットこそ許さなかったが、体格の差が感じられるシーンだった。ジョーンズは右アッパー、左フック、右ストレートのカウンターを決めた。

2R以降、フットワークを駆使するかと思われたジョーンズだが、意外にもあまり足は使わず、無駄な動きを省いて左フック、右ストレートのカウンターでヘビー級王者を迎え撃つ。飛び込み様の左フックもヒットする。

そして、4R終了間際、ジョーンズの右のカウンターが強烈にヒット。一瞬、ぐらつくルイス。場内が大いに沸いた圧巻のシーンだった。試合後、ジョーンズはこの右で勝利を確信したと語ったように大きなターニングポイントとなる決定的な一打でもあった。

続く5Rも、ジョーンズはスピードの差を活かし、左のフリッカージャブで完全にペースを掌握。ルイスは手数も少なく、時おりボディーブローを中心に攻勢を試みるも有効打を決めることが出来ず、ジリ貧の状態に。

6Rもジョーンズの左フック、右ストレートがヒットし、ルイスはなかなか接近出来ない。
7、8Rと攻勢を取ったルイスだったが、有効なクリーンヒットは決められない。
9R以降のジョーンズは無理をせず、プレッシャーを掛けてくるルイスに左ジャブで牽制。

11Rにも右ストレート、左ボディを決めたジョーンズは最終12R、勝利を確信したかのように笑みを浮かべる余裕も見せる。最終ラウンド、何とか前に出て攻勢を取ったルイスだったが、有効打は奪えない。
そして、試合終了のゴング。公式の採点は116−112、117−111、118−110の3−0でジョーンズに。

現役Lヘビー級王者がヘビー級王者を破ったのは、85年にラリー・ホームズに判定勝ちしたマイケル・スピンクス以来、2度目。また、ミドル級の元世界王者がヘビー級を制したのはボブ・フィッシモンズ以来、106年ぶりの快挙となった。

ジョーンズはLヘビー級での試合と全く同じ戦いぶりで、ヘビー級王者を一蹴してしまった。圧倒的なスピードとスキルの前に、ルイスは殆どなす術なく敗れた試合だった。ヘビー級が大型化した現代において、ジョーンズの勝利は歴史に残る偉業であることは間違いないだろう。ジョーンズの一般的な概念を超越した天才ぶりには脱帽せざるを得ない。

(2003年3月12日 記)




■オスカー・デラホーヤVSフェルナンド・バルガス(WBA&WBC世界Sウェルター級統一戦 2002・9・14)

「BAD BLOOD!」  ― メキシカンの血を引く両雄の激突に、メキシコの独立記念日(9月15日)に因んだキャッチフレーズが付けられた。同じロスを本拠地とする新旧のアイドル対決。バルガスはアマ時代からデラホーヤに敵愾心を剥き出しにしてきた。両者の因縁が、否が応にも決戦のムードを盛り上げる。ともに負ければ、もう後がない剣が峰の試合。勝てば、ビッグマネーの約束されるドリームマッチへの道が開かれるという、文字通りのサバイバル戦といっていい。

9月14日、ラスベガス・マンダレイベイ・リゾート&カジノ。

第1R。バルガスはガードを固め、慎重な出だし。デラホーヤは左を突きながら牽制する。2分過ぎ、ロープ際でバランスを崩したデラホーヤに、バルガスは一気に連打。強烈な左フックが決まる。
2Rは左ジャブ、スピードと手数でデラホーヤが優る。3Rはバルガスが右ストレートを決め、連打。4R、今度はデラホーヤが左アッパーを決めてラウンドを取り返す。5Rはバルガスが終盤に右ストレートを決め、デラホーヤは鼻血が滲む。6Rにバルガスは右目下をカット。デラホーヤは左を突いて、アウトボクシング。7Rはデラホーヤが効果的な右クロスを2発決めて攻勢。8Rもデラホーヤの右ストレートがバルガスの顔面を捉えた。
両者とも一歩も譲らず、一進一退の白熱の攻防が続く。9Rはバルガスがプレッシャーを強めて猛反撃。10Rもバルガスが攻勢に出たが、ゴング間際にデラホーヤの左フックでぐらつき、窮地に追い込まれる。

そして、10R1分過ぎ、デラホーヤの強烈な左フックがバルガスのテンプルに炸裂。バルガスは背中からどっと崩れる痛烈なダウンを喫する。試合再開後、デラホーヤが速射砲の連打で猛ラッシュを仕掛けると、すかさずレフェリーが試合をストップ。お互いの意地とプライドが激しくぶつかり合った熱戦は劇的な幕切れとなった。

デラホーヤは完全決着を目指し、敢えて危険な打ち合いにも応じながら、突破口を見出した。タフな精神力も見せ、最後はフレキシブルな総合力で上回った試合だった。バルガスはプレッシャーをかけ、機を見てラッシュという、これしかない戦法を貫いた。最後に力尽きたが、そのスピリットは充分に伝わってくるファイトだった。

デラホーヤは試合後のインタビューで、引退を表明したトリニダードと、モズリーの名を挙げ、雪辱戦を希望。無念の敗戦を喫したバルガスは無言で試合後、病院に向かったという。24歳のバルガスには、復活までの時間は充分に残されていると信じたいが・・・。
「BAD BLOOD!」のキャッチフレーズに相応しい名勝負。勝者も敗者も勇敢だった。

(2002年9月18日 記)




■ ルイスVSタイソン ファンの声

■WBC・IBF世界ヘビー級タイトルマッチ
(6月8日/米・メンフィス)
WBC・IBF王者・レノックス・ルイス KO8R WBC1位・マイク・タイソン

今回は、6月8日(日本時間9日)、米国メンフィスで行われた注目のWBC・IBF世界ヘビー級タイトルマッチ、レノックス・ルイスVSマイク・タイソン戦直後に、当HPの掲示板に寄せられた投稿を再録してみました。多くの方々から、ご投稿を頂き、ありがとうございました。(6月12日UP)


試合結果速報 投稿者:マンテキーヤ@管理人  投稿日: 6月 9日(日)12時59分42秒

ラウンドを重ねるごとにジリ貧乏に陥っていくタイソン。
ルイスは容赦なく右アッパー、右ストレートを決め、8R左アッパーで
ダウンを奪った後、最後は右フックで止めを刺し、KO勝ち。


タイソン・・・・ 投稿者:RUC  投稿日: 6月 9日(日)13時20分59秒

うーん。なんか非常にブルーな気分でしょうがないです。
もう再戦をする必要もないし、してほしくないです。
体格差がかなり影響しましたね。
悲しすぎる結果です。


がっくり。 投稿者:shikatetsu  投稿日: 6月 9日(日)13時26分34秒

タイソン、負けちゃいましたね。集中の切れないルイスはこれほど強いんですね。
大の字になるタイソンの姿は、東京ドームのバスターダグラス戦がオーバーラップしちゃいました。


タイソン負けた・・・ 投稿者:ハマー  投稿日: 6月 9日(日)13時54分14秒

タイソンとしては最悪の試合内容でしたね。顔面を狙いすぎ手数が少なかったです。ボディーを攻めればチャンスがあると思ったし、攻めると思ったのですが・・・
確かにルイスの出来は良かったけど、それよりタイソンの衰えというものが目立ち何か悲しくなりました。4月のWOWOWのヘビー級特集で見た若いタイソンは輝いていただけに余計に・・・
あの頃のタイソンだったら今日のルイスでも倒せたと思うのですが・・・
素質や才能だったらタイソンの方が上だと思いますが、ボクシングに対する姿勢等、ボクシング競技者としてはルイスが断然上ですね。タイソンが若い頃の輝きを失ったのは自業自得で、今更言っても意味はないですが・・・
2人の再戦も計画されてますが、やる必要はないでしょう。
試合が終った時、悲しく感じたのはこの試合初めてです・・・

それと前座のカサマヨルの再起戦はカサマヨルがファン・アリアスに8回1分44秒でTKO勝ちを収め、再起を飾ったそうです。


あ〜タイソン・・ 投稿者:シルバーボーイ  投稿日: 6月 9日(日)14時09分58秒

タイソンとても残念です。
でも凄い試合でした。
本当にルイスは強い、あんなにも強い選手だったとは・・過小評価しすぎていました。
最後までパンチを出し続けたタイソンはほんとに凄い!感動しました。
なによりも減点、注意をうけ、客のブーイングを浴びたのはルイスだけで
タイソンは一度も注意を受けなかった。

ただ、タイソンは試合勘が鈍っているように思えました。
次にルイスと戦うときには昔の勘をを取り戻し、そして勝ってほしいです。
今後のタイソンの再起を祈ります。


予想通りでしたが.... 投稿者:イントカブレ  投稿日: 6月 9日(日)14時22分11秒

 会社のPCからなので、手短ですが....
予想通りとはいえ、なんだか凄く悲しい気分です。


タイソンに勝ってほしかったが。 投稿者:フリッカージャブ  投稿日: 6月 9日(日)14時33分48秒

タイソンに勝ってほしかったが、個人的には、残念な結果です。タイソン、もう、
昔のタイソンではなかったですね。

まだ、引退しないとは思いますが、再起を期待します。


脱力感 投稿者:タフネス戸高  投稿日: 6月 9日(日)18時44分42秒

 試合が終わると(正確に言うと3Rくらいから)何とも言えない寂しい気持ちになり知らないうちに寝てしまいました(笑)。タイソン完敗です。再戦しても正直難しいでしょう。確かに試合勘は鈍っていましたが、現時点の実力差は歴然としています。それにしてもタイソン動けませんでした。オーバーワーク?練習不足?それとも衰え?私は悲しいですが、年齢、そして度重なるブランクからくる衰えのような気がします。
 さあ、気を取り直して ニッポン を応援しましょう。


はじめまして! 投稿者:だばっく  投稿日: 6月 9日(日)19時33分28秒

ボクシング大好きな♂です、
よろしくおねがいします☆
今日のタイソンは重かったですね、
再戦するなら100キロ切るぐらいのウエイトで頑張って欲しい!
それともイイ子になったのが拙かったのかもしれませんね(笑)
それにしてもルイスは強かった〜!
今のヤツを止めれるのはW.クリチコだけかも♪


ルイスVSタイソン 投稿者:shunsuke  投稿日: 6月 9日(日)20時19分54秒

私もタフネス戸高さん同様、試合終了後何とも言えない脱力感をともない昏睡状態に陥り、今目覚めました。
試合の中でタイソンが、普通のボクサーのように弱っていき、そしてKOされた画像は、
彼に「超人」性を感じて来た者たちにとって、とても悲しく映りました。
しかし、いくらの天賦の才能があったにせよ、ボクシング以外のことで多くの人生が割かれた選手なわけで、
ヘヴィー級史上でも最も輝いていた20代の頃の力を、継続乃至スキル・アップし損ねたのだから、
大器晩成で来たルイスと比較すると、ある種当然の結末だったのかも知れません。
色んな意味で感慨無量な気持ちであります。

それにしても、今日の試合、2Rのルイスのアッパーで趨勢は決まりましたネ。


タイソン・・・ 投稿者:タイスン  投稿日: 6月10日(月)00時06分22秒

「20世紀のやり残し」と位置付けていた今日の一戦。
タイソンの衰えが悲しい一戦でした。

でも、私の中ではタイソンはやはりNo.1グレートです。
モハメド・アリはラリー・ホームズに敗れましたが
それでもやはりアリのほうが歴史にも心にも残るグレートです。
それと同じように、ルイスがタイソンに勝ったからといって
ルイスのほうがグレートだということにはならないでしょう。
私はアリよりもタイソンの影響を色濃く受けた世代です。
タイソン、引退しようが復帰しようが、
これからも変わらず応援するよ。
(なんか辰吉に対する感情と似てきたが)


予想大当たりだが...。 投稿者:カズナレフ  投稿日: 6月10日(月)00時40分17秒

仕事が終わるまで、できるだけニュース類を見聞きするのを避けて、帰宅してトルシェ日本のW杯初勝利を見届けて、ようやくビデオのスイッチを入れました。
結果は、みなさんも御承知の通りです。
結局タイソンがとったラウンドは、ルイスがびびりまくってドタバタしていたファーストラウンドだけだったか...。今日タイソンにチャンスがあったとしたら、この最初の3分間だけだったようです。タイソンのスピードが続いたのはそこまで。あとの7ラウンズは、タイソンの足を見ればわかるように、「踏み込み」なんてものじゃなく、ただ「歩いて」いるだけという状態。あとは中軽量級の強打に匹敵するルイスのジャブと、ホームズのそれのような美しさはないものの、威力は数倍ありそうな右アッパーを雨あられと受けまくって、最後は青龍刀の右スイングでテンカウント。
戦前の私の両者の戦力分析そのものの結果ですが、満足よりも無常感を味わう結果に...。
 ただ、試合後のリング上のインタビューでは、紳士的でスポーツマンライクなタイソンの受け答えが目立ち、私的には物凄く救われた気分です。英語が満足にわからない身でもわかったのは、ルイスが「私はこの惑星上で一番強い」とゴーマンモード(笑)だったのに対し、タイソンは相手の強さを称え、再戦を受けてくれた(口約束ですが)ことに「サンキューベリーマッチ」と何度も礼をのべ、ルイスの汗(ワセリン?)を拭き取ってやり、お母さんにチュッとキスをするなど、とても相手を殺しかねない戦いのあととは思えない穏やかさでした。まるで、リングという場所が一番自分にとってのくつろげる場所、本来の自分にもどれる我が家、という感じでした。リング外ではありとあらゆるトラブルをおこすこの男に、このような面があるのを世界中にわかってもらいたいなあ。  マイク、ひとまずゆっくり休んでくれ。君にはいい思い出がないかも知れないが、東の果てのニッポンのトーキョーで、君と君のファイトを愛する人間がひとりはいるってことを知らせることができたらな!


タイソン 投稿者:クリサント  投稿日: 6月10日(月)01時00分48秒

タイソンが棒立ちになって打たれてるのを見るのは辛かったです。やはり衰えは・・。
2ラウンド以降は体も立ち気味で、ジャブのいい標的になってしまいました。
逆にルイスは呼び込んでの右アッパーと、突き放すジャブがよかったです。
タイソンは再戦、というか再起はして欲しくないというのが心情ですが、
本人がやる気なら私は応援したいです。


タイソンの今後は....? 投稿者:イントカブレ  投稿日: 6月10日(月)01時06分38秒

先ほどは会社からでしたので、改めて、といきたい所ですが、帰ってきてビデオを見ようとしたら、なんと!録画に失敗してしまっていたのです。というわけなので、マンテキーヤさんはじめ、掲示板をごらんの皆様、このマヌケな私めにビデオをダビングして譲って頂けないでしょうか?
 そんなわけで、各メディアの速報記事や皆様の書き込みを等の情報から推測してのお話になってしまいますが、余りにも予想通り、いやそれ以上にワンサイドの試合内容だったようで、私の分析も捨てた物じゃないなとと言う気持ちと、タイソンの全盛期の凄さを知るだけに物悲しい気分になるやらで、なんとも複雑な気持ちです。カズナレフさんがおっしゃられた”スピードのない小柄なヘビーウェイトは、戦艦ルイスの主砲の格好の標的”になってしまった様で、ロイターの記事で見たタイソンの顔面はかつてないダメージを残していました。
 それほどのダメージを受けながらも、8Rまで戦ったことに、タイソンのボクサーとしてのポテンシャルの高さが垣間見ることが出来、完成形としてのタイソンが見たかったなあと、いまさらながら残念に思われました。ただ、ほっとしたのは、起き上がったタイソンが素直にルイスを祝福し、”誰もチャンスをくれなかったのに、ルイスだけは挑戦を受けてくれた。感謝しているし、おめでとうと言いたい”と言うコメントをしたと言う事、アスリートとして自分よりも優れた者を素直に認める謙虚さを見せてくれた事で、今後のタイソンが良い方向に変わっていきそうな予感を感じさせてくれました。願わくば再起をあせらずに、しばし安らかに時を過ごして帰って来てほしい、あのシヴァ神だって憤怒の顔だけじゃなく、穏やかな顔も持っているのですから....


はじめまして 投稿者:finito  投稿日: 6月10日(月)03時48分00秒

はじめまして。
タイソン、負けましたね。完敗でした。
顎の強靭さは健在でしたけど、その他の部分はかなり衰えていましたね。
タイソンが何も出来ずに、ルイスにジャブをいいように入れられている様は、物悲しさすら感じました。

「鉄人」は帰ってきませんでした。

しかし、もしタイソンが現役続行するのならば、僕は最後まで見届けたいと思います。
それが "Iron"Mike Tyson に魅せられ、狂気のような興奮を味わわせてもらった一ファンとしての義務だと思いますので・・・・。


時代の終焉 投稿者:高木  投稿日: 6月10日(月)07時49分44秒

明らかにタイソン時代は終わってしまっていました。色々な衰えは隠すべくもなく、寂しい限りです。両者のこの10年間の充実度の違いが出ました。出来れば、タイソン全盛時にやらせたかった。今日のルイスは強かった。


弱いタイソン、強いルイス 投稿者:オリバレス  投稿日: 6月10日(月)07時57分05秒

そうは見ないんですねえ。不思議です。「もう一回やったら」なんて思われるボクサーって
本人にとっていいことなんでしょうか?先日カキコしたようにこれ以上見たくないです。
再戦して勝ったとしても、神通力がないタイソンはただの「機動力が優れたボクサー」なだけで
あのころのタイソンではないんですから・・・。相手の必殺パンチを分かっていながら
受けてしまう時って終わりだと思います。興行的なものもあるんでしょうが、再戦には賛成できません。穏やかな時間を過ごす時間が彼には必要なんじゃないでしょうか。アリ、レナードのように栄光を・・・することはないでしょう。ヒール役お疲れ様。鳩好きなあの頃にもどって休んでくれ、そんな気持ちでいっぱいです。商品価値が下がったとき、人がまわりからすっかりいなくなった時、彼が心からそうなれるんじゃないかって祈るような気持ちですね。つらいKОシーンだったけど、ルイスを祝福する姿、憑き物が落ちたようでしたよ。


タイソンvsルイス 投稿者:ぽてや  投稿日: 6月10日(月)12時34分50秒


 僕が初めてボクシングに関心を持ったのはマイク・タイソンが居たからだった・・・

 東京でまさかの負けをした時は子供ながら見てはいけないものを見てしまった・・と思った

 ものです、タイソンは90年代のボクシングにとって居なくてはならない、タイソン無しでは

 ボクシングじゃないと思えるほど、漫画の主人公の如く強かったし皆のヒーローだったです、

 刑務所に入って悪い事をした時もショックでしたが、昨日の試合は大変僕にはショックで

 サッカー日本代表も応援する気になれなかったです、3Rくらいから見ていられなかった、

 タイソンは昔のタイソンじゃなかった、ルイスはとても強く昨日のタイソンでは太刀打ちでき

 なかったですね、しかしタイソンは調子が悪かった、連打が出ないし焦ってしまった

 ここで報知新聞に載ったジョー小泉さんの意見はこうです、

 「99年のボタ戦以降、これほど調子の悪いタイソンを見たことがなかった。上半身を左右に
  振りジャブを出しながら相手の懐に入る込むのはいいいが、ワンパターンすぎる、
  得意の左フックを使う工夫などがなく、単調な攻撃はすぐにルイスに見破られ、王者の術中
  にはまっていた。タイソンは初回のゴングと同時に猛攻をしかけ、ルイスは挑戦者の一発の
  迫力に腰が引けていた、ただ、挑戦者に一発の威力があっても膝の使い方、体のリズムが
  持続できなければ何もならない。KO負けと言う厳しい現実に直面したタイソンだが、
  あれだけルイスの強打を浴びて8回途中まで立っていられるのは、タイソン以外にいないの
  では。失格などの事態を招かずに最後までフェアに戦った姿にも敬意を表したい。
  来春に行われるだろうルイスとの再戦までに再生できるかは本人次第。その余地はまだ
  残っているはずだ。」
 との事です、タイソンのフェアな戦いは皆に評価してもらいたい・・・
  
 完敗したタイソンが再戦で果たして、ルイスと戦えるまでになっているのか?それとももう

 駄目なのか?再戦は本当は見たくないけれど、最後まで見届けてあげたいですね

 頑張れタイソン!!


ルイスVSタイソン 投稿者:マンテキーヤ@管理人  投稿日: 6月10日(月)13時18分48秒

タイソンにきっちりと引導を渡す見事な勝利で、ルイスは最強を
証明しましたね。堅さの見える1Rにはチキンハートが顔を覗かせた
ルイスですが、2R以降、左ジャブ、右アッパーで試合をコントロール。
以前の右だけの1発屋から脱皮、円熟したボクシングを見せてくれました。

足の動かないタイソン、何とも言えない悲しい試合でしたが、それでも
クリーンなファイトで立ち向かうタイソンの姿には感動を覚えました。
ギラギラとした野獣性を失い、人間性を取り戻したかのようなタイソン。
今後もリングに立つとしても、以前のようなファイトはもう望めないでしょう。
タイソンの戦いの時は完全に終焉を迎えたようです。


すいませ〜ん 投稿者:新フリオ  投稿日: 6月10日(月)14時38分28秒

今回のタイソン、リングに上がって涼しげに微笑んだり、名前をコールされたとき、しおらしくポーズとってお辞儀したり、、
そのファイトぶりは並のランカーのように怖さが全くありませんでしたよね。
人としても並みの落ち着きをとりもどしボクシングに別れを感じた自身タイソン・・・とさっきまで思っていたのですが、試合後のインタビューでリマッチを何回も繰り返していたのが妙にひっかかっていました。調整のためあと何試合かほしかったとか、、
今回明かに調整失敗を自覚していて、
あれは開き直った冷静さであったのだろうかと・・・


↑お帰りなさい 投稿者:マンテキーヤ@管理人  投稿日: 6月10日(月)15時02分06秒

>新フリオさん、どうもです。
ヘビー級史上最年少の20歳で王座に就き、以後様々なトラブルに
遭遇しながら、16年経った現在もタイソンが世界戦の桧舞台に
立っていること自体が驚異的なのだと思います。納得の行く調整で、
もう1度タイソンを見たいという気持ちもあります。
不世出の怪物ボクサーはファンの記憶の中で永遠に不滅でしょう。


続すいませ〜ん 投稿者:新フリオ  投稿日: 6月10日(月)15時07分58秒

ホリィ第一戦に負けた後のタイソンは、まるで目が覚めたかのように清々しくお互いの健闘を讃えあっていたのが印象的で、今後のタイソンの人生すら輝かしい・・・と思いきや、再戦では耳たぶ噛みちぎりってペッと吐き出すという一転して極悪なタイソンに変身、、
カツオじゃないけど、良いタイソンと悪いタイソンは常にすれすれのところに同居してるんだなあと思いました。
とにかく再戦があるんだから、それを見届けるしかないのが今の新フリオ的こころです。昨日のあれが今の精一杯ならば結果は同じでしょうが・・・


2日続けて大試合 投稿者:カズナレフ  投稿日: 6月11日(火)02時54分04秒

あそこまで完璧な敗北を目にしてしまったのですが、私にはまだまだタイソンのファイターとしての終焉は見えてこないのです。タイソン自身がインタビューで語っていた、ルイス戦まであともう2〜3試合、という件ですが、まったくもってその通り!5年ぶりの世界タイトル戦、しかもルイス相手なのに、わずか数戦の、しかもハッキリ言って2〜3流のボクサー相手で、しかも最後の試合ではタプンタプンの身体の格下にフィニッシュが遅れたり、と試合間隔あきすぎの弊害がありあり。陣営のビジネス優先のマッチメイクが敗因だ、といっても言い過ぎではないと思います。
 再戦が現実になるかどうかは解りませんが、タイソンの為にも実現を祈っています。

カスティーヨ(ジョ)VSメイウェザーもいいファイトでした。ただし、私の採点では116ー110でカスティーヨですが(笑)意外にもメイウェザーの超スピードにカスティーヨが対応して、これぞメキシカン、と思わせる立体的ボディ攻撃で、メイウェザーの「タッチ」ボクシングを退けたように見えました。偉大なチャベスもデラホーヤのスピードに全く対抗できませんでしたから、カスティーヨの戦いぶりは誇っていいと思います。
こちらも再戦が楽しみです。  ただ、WOWWOWのスタジオでは、そんなに意外そうなコメントを誰も言ってなかったなあ...。私はそんなに偏った観戦してたのか?


リングの外でエネルギーを消耗しすぎたタイソン 投稿者:みぽりん  投稿日: 6月11日(火)12時19分43秒

リング上でのタイソン選手っていうのは確かに強い人なので
しょうがリングを降りた時の一個人としての彼っていうのは
遵法精神を欠いている人なんだろうと認識しています。

彼はいろんなところでトラブルを起こして一般市民に多大な迷惑をかけて
いるそうですが主人の話だと昔のバンタム級の青木選手という方がちょうど今の
タイソン選手みたいな感じだったそうです。

リング上の勝負に全てのエネルギーを集中できた王者とリング外で消耗
し過ぎた挑戦者の差が出たのではないでしょうか?

以前専門誌で歴代ヘビー級王者の中でタイソン程一市民としての社会性
を欠いているボクサーはいないという記事を読んだことがありました
がだとすれば王者の防衛成功を喜んでいる人が多いのではないでしょうか?


タイソン 投稿者:マンテキーヤ@管理人  投稿日: 6月11日(火)13時36分48秒

>カズナレフさん
タイソン陣営のマッチメイクに無理があったのは確かですね。
調整がうまく行って、どれだけの上積みが出来るか。タイソンがタフで
頑張るタイプだけにダメージの蓄積も心配です。まだまだ、タイソンの
ファイトを見たいという気持ちもありますが・・・。

>みぽりんさん
確かに破滅型のボクサーという点で、タイソンと青木選手は似ています。
天才肌のタイプにはこういった常人では計り知れない狂気を孕んでいる
ように思います。とんでもない才能を持ち、人間的にも優れた人格をも
有するというのは稀有な存在なんでしょうね。自らの愚行で台無しになっても、
限りない可能性に魅力を感じる人も多いと思います。




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