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 ▼ アラカルト
■現役世界王者記録あれこれ ■ヘビー級こぼれ話 ■90年代のベストボクサー 
■リング誌の年間最優秀選手 ■ボクシング関連の書籍 ■トップページ


■現役世界王者記録あれこれ (2001.8.1)

世界王座の認定団体が乱立し、実体の分らないものまで出てくるなど、一体何人の世界チャンピオンが存在するのか、最早実数を把握するのも不可能に近い。そこで今回はマイナー団体を除いたWBA,WBC,IBF,WBOの主要4団体の現役王者に絞って記録を調べてみた。(記録は2001年8月1日現在)

▼最多連続防衛(継続中)
1位・19連続 ダリウス・ミハエルゾウスキー
2位・14連続 アルツール・グレゴリアン
3位・13連続 バーナード・ホプキンス
現役の世界王者ではWBO・Lヘビー級王者・ダリウス・ミハエルゾウスキーの19連続防衛がダントツで1位。次いで、WBO・ライト級王者・アルツール・グレゴリアンが14連続で2位。IBFミドル級王者・バーナード・ホプキンスは13連続で3位。ちなみにWBF・Sフライ級王者、サムセンはマイナー王座ながら35連続防衛を継続中。世界記録はご存知、ジョー・ルイスの25連続。通算ではチャベスがSフェザー級で9度、ライト級で2度、Sライト級で12&4度の計27度防衛という記録もある。ミニマム級で22度の防衛に成功したリカルド・ロペスは現在のIBF・Lフライ級で1度防衛を加え、通算では23度。チャベスの記録を上回ることが出来るか?

▼連続KO防衛(継続中)
1位・10連続 ダリウス・ミハエルゾウスキー
2位・ 6連続 アセリノ・フレイタス
3位・ 5連続 ファン・カルロス・ゴメス5連続
これも、ダリウス・ミハエルゾウスキーが現在10連続KOで1位。歴代でもデュランと2位で並んでおり、1位・Wゴメスの17連続にどこまで迫れるか注目だ。WBO世界Sフェザー級王者・アセリノ・フレイタスは6連続KOで2位につけているが、ライト級転向が噂されており、記録は途切れそうだ。3位はWBC世界クルーザー級王者・ファン・カルロス・ゴメスの5連続。フレイタスは29連続KO記録も続行中で、こちらは歴代でも7位となっている。

▼連勝記録(継続中)
1位・41連勝(31KO) エリック・モラレス
2位・40連勝(33KO) フェリックス・トリニダード
3位・38連勝(35KO) シェーン・モズリー
WBC世界フェザー級王者・モラレスが41連勝で、トリニダードを抜いて1位。両者がスーパー・ファイトを勝ち抜いて、どこまで記録を伸ばせるのか今後の動向が気になるところだ。モズリーも38連勝で3位につけている。歴代の世界記録はバッキー・マクファーランドと元WBCライト級王者のペドロ・カラスコの92が1位。175の記録を持つハル・バグウェルは判然としない記録が数多く含まれており、最近は1位から名前を消している。また、ウェルター級のバック・スミスも89年から92年にかけて92を上回る100連勝近い数字を残しているが、オクラホマでの非公式な試合も含まれていた為か、歴代の記録からは外されているようだ。

▼最年少王者(2001年8月1日現在)
1位・21歳9ヶ月 ロベルト・レイハ
4月にIBF世界ミニマム級王座に就いたばかりのロベルト・レイハが、1979年10月27日生れの21歳と最も若い。WBO世界フライ級王者・フェルナンド・モンティエルも同じ1979年生れだが、3月で22歳になっている。それにしても、歴代1位の怪童、ベニテスの17歳6ヶ月という記録は驚異的だ。

▼最年長王者(2001年8月1日現在)
1位・37歳6ヶ月 バージル・ヒル
ティオゾを1RKOで降し、2階級制覇を達成したWBA世界クルーザー級王者・バージル・ヒルが1964年1月18日生れの37歳で1位。次いでWBC・IBF世界ミドル級王者・バーナード・ホプキンスの36歳。WBA世界ミニマム級王者・チャナ・ポーパオインは35歳で3位となっている。ホリィフィールドは現在38歳で、5度目のヘビー級王座を狙っているが・・・。歴代ではアーチー・ムーアが49歳まで(異説もある)王座に君臨したのが最高。

▼複数階級制覇
5階級 オスカー・デラホーヤ(WBO・Sフェザー、WBOライト、WBC・Sライト、WBCウェルター、WBC・Sウェルター)
3階級 フェリックス・トリニダード(IBF・WBCウェルター、WBA・IBFSウェルター、WBAミドル)
3階級 ロイ・ジョーンズ・ジュニア(IBFミドル、IBF・Sミドル、WBC・WBA・IBF・Lヘビー)
2階級制覇はロセンド・アルバレス(ストロー&Lフライ)、リカルド・ロペス(ストロー&Lフライ)、マニー・パッキャオ(フライ&Sバンタム)、エリック・モラレス(Sバンタム&フェザー)、ハリー・サイモン(Sウェルター&ミドル)、バージル・ヒル(Lヘビー&クルーザー)の6人。
複数階級制覇についてはいろいろと意見が分かれるところだが、ここではWBA,WBC,IBF,WBOの4団体が認定したものについて取り上げてみた。





■ヘビー級こぼれ話 (2000.9.15)

★ヘビー級が190ポンド以上になったのは、クルーザー級が出来てから。それまでは175ポンド以上だった。はるか昔は160ポンドを境に下をライト級、上をヘビー級と呼んでいた。

★18世紀に活躍したジェームス・フィッグは近代ボクシングの始祖と呼ばれ、フィッシングと棍棒術の名手でもあった。彼は24歳でボクシングを始めて、なんと45歳で死ぬまで不敗だったという。

★アメリカのボクサーが、事実上世界一の英国人王者と初めて対戦したのは1810年。米国の黒人選手、T・モリネーはT・クリッブに挑んだが、陰謀もあってKO負けを喫している。

★メルボルン五輪金メダリストのピート・ラデマッハーはプロのデビュー戦でいきなりフロイド・パターソンの持つ世界ヘビー級王座に挑んだが、6RあえなくKO負け。プロは甘くはなかった。

★1927年9月、タニー対デンプシーの再戦はシカゴのソルジャーズ・フィールドで行なわれ、当時のゲート収入の新記録をマークするなど、大変な人気を呼んだ。ラジオ中継を聞いていたファンの死亡騒ぎも起きた。

★もっと凄いのが、1971年3月にMSGで挙行されたフレイジャー対アリ戦。あるイスラム教徒が15Rのアリのダウンに「Oh!My god!」と昇天。会場をはじめ全世界で少なくとも5人は死亡したという。

★1930年、ジャック・シャーキー対マックス・シュメリングの世界戦は4R、王者のローブローを受けたシュメリングがダウンしたまま立てず、反則勝ちで新王者に。倒れたまま新チャンピオンの認定を受けた。

★44連続KO勝ちの記録を持つラマール・クラークは1950年から60年にかけて活躍した白人のヘビー級選手。58年から60年にかけて、わずか3年間で44連続KOを記録した。61年には、若き日のアリに2Rであっさり倒されている。

★最近では1993年のボウ対ホリフィールドのリマッチでの椿事が記憶に新しい。試合が佳境に入った6R、シーザースパレスの屋外リングに突如パラシュート男が舞い降りた。試合は20分以上中断され、平常心を失わなかった(?)ホリィが判定勝ちで見事、雪辱を果たした。

★ヘビー級の逆転KOといえば、やはり1980年のジョン・テート対マイク・ウィーバーだろう。最終15Rまで完全にアウトボックスしていた王者のテートが残り1分を切って、ウィーバーの起死回生のフック一発で失神。本当に何が起こるか分からない。





■90年代のベストボクサー (200.9.10)

▼ミニマム級

1位・リカルド・ロペス
2位・ロセンド・アルバレス
3位・ラタナポン・ダッチボーイジム


ロペスの1位は不動。チキータ、カルバハルとの対戦が見たかった。そのロペスに後一歩と迫ったアルバレスの底力を評価した。ラタナポンは最軽量級とは思えないパワーを買う。



▼ライト・フライ級

1位・マイケル・カルバハル
2位・ウンベルト・ゴンサレス
3位・サマン・ソーチャトロン

カルバハルのパワーボクシングは魅力的だった。チキータはなんとなくオリバレスを彷彿させる風貌が好きでした。サマンもそうだけどタイはハードパンチャーが実に多い。なお、柳明佑については80年代のボクサーと見なして除外した。



▼フライ級

1位・ユーリ・アルバチャコフ
2位・マーク・ジョンソン
3位・セーン・ソープルンチット

ユーリには一級王者の風格があった。日本でハイレベルなボクシングに接することが出来たことに感謝。
ジョンソンのハイスピードなコンビネーションはまさに"ツゥー・シャープ"。サラスの教え子セーンは一発のパワーこそないが、手数とスタミナで対戦相手を圧倒した。



▼スーパー・フライ級

1位・ジョニー・タピア
2位・ダニー・ロメロ
3位・ジョニー・ペニャロサ

"バッドボーイ"タピアにはしたたかな強さがある。ロメロはスター性のある魅惑的なハードヒッターだったが、王座は短命に終わった。ペニャロサはディフェンスに優れ、テクニックで川島を打ち破った試合が印象深い。


▼バンタム級

1位オーランド・カニザレス
2位ジュニア・ジョーンズ
3位ウィラポン・ナコンルアンプロモーション

カニザレスは万能型の王者で90年代を代表する名ボクサーだ。ジョーンズは打たれモロさまでハーンズにそっくりだった。ウィラポンの辰吉戦で見せた底知れぬ実力を評価。辰吉は本来ならランクされるべきポテンシャルを有しながら、眼疾がその機会を奪ってしまった。


▼スーパー・バンタム級

1位マルコ・アントニオ・バレラ
2位エリック・モラレス
3位トレーシー・ハリス・パターソン

ピーク時のバレラはスケールも大きく、モラレスより上。まだまだ一線でやる力は残っている。バレラVSモラレスのリ・マッチを早く見たいものだ。パターソンは攻撃的なスタイルが魅力だったが、反面ボクシングが雑になることも。


▼フェザー級

1位ナジーム・ハメド
2位フレディ・ノーウッド
3位ゲレゴリオ・ゴーヨ・バルガス

ハメドの常識破りのハチャメチャボクシングは誰にもマネが出来ない。批判の声を自らの拳で鎮めてしまったのも凄い。ノーウッドは実力者でありながら、計量のポカや煮え切らない試合で、見合った評価を得ていない。バルガスはポール・ホドキンソンに勝った試合7RTKOのインパクトが強い。


▼スーパー・フェザー級

1位フロイド・メイウェザーJr
2位ヘナロ・エルナンデス
3位ディエゴ・コラレス

現在のSフェザー級の充実ぶりは言うまでもない。WBOも含めた4団体に、これだけの実力者が揃うのも珍しい。そのまま90年代を代表する選手としてランクしてもいいくらいだ。でもSフェザーと言えばヘナロも忘れちゃいかんでしょ。


▼ライト級
1位シェーン・モズレー
2位パーネル・ウィテカー
3位スティーブ・ジョンストン

モズレーはまさかデラホーヤに勝つとは思わなかった。今後の台風の目となるか?ウィテカーについては攻撃偏重同様、ディフェンスに偏り過ぎるのはマイナス点だろう。ジョンストンの巧さは一級品。


▼スーパー・ライト級

1位フリオ・セサール・チャベス
2位コンスタンチン・ツー
3位フランキー・ランドール

チャベスの時代はついに幕を閉じたが、ツーに時代を託す見事な新旧交代劇だった。現在のSライト級で、ツーは頭一つ抜けた存在だ。ランドールは何といってもチャベスに初黒星をつけた一戦が大きい。



▼ウェルター級

1位フェリックス・トリニダード
2位オスカー・デラホーヤ
3位アイク・クォーティ

このクラスは説明不要でしょう。クォーティには不運な面もあるが、ほぼ全盛での対戦ということで、対戦成績をそのままランクした。デラホーヤ、クォーティにはもうひと踏ん張りしてもらって中量級戦線を盛り上げて欲しい。


▼スーパー・ウェルター級

1位テリー・ノリス
2位フェルナンド・バルガス
3位フリオ・セサール・バスケス

ノリスのスピーディで小気味の良いボクシングは好感が持てた。急上昇のバルガスはティト戦で何を証明してくれるのか、今から楽しみ。バスケスは1R、KOと登場がセンセーショナルだった。南米の怪物ボクサー。


▼ミドル級

1位バーナード・ホプキンス
2位ウィリアム・ジョッピー
3位ジェラルド・マクラレン

ジョーンズと互角の勝負を演じたホプキンスの実力は高く評価される。ジョッピーは地味な存在だが,巧さがある。マクラレンは衝撃な世界デビューを披露して、あっという間に駆け去ってしまった。


▼スーパー・ミドル級

1位ジェームス・トニー
2位フランク・ライルズ
3位ナイジェル・ベン
Sミドル級

トニーの潜在能力は抜群。能力以上の実績を残したとは言いがたいが、ナンを沈めた一発は忘れられない。ライルズはサウスポーのパンチャーで攻防にまとまりがある好ボクサー。"ダーク・デストロイヤー"ベンはエキサイティングな倒し屋だった。


▼Lヘビー級

1位ロイ・ジョーンズ・ジュニア
2位ダリウス・ミハエルゾウスキー
3位チャールズ・プリンス・ウィリアムズ

パウンド・フォー・パウンド、ジョーンズのトップは文句なし。ミハエルゾウスキーがどこまでジョーンズの牙城に迫れるのか、是非2人の対決が見たい。渋いテクニックで魅せてくれたプリンス・ウィリアムズはいぶし銀の巧さと強さを併せ持つ名王者。


▼クルーザー級

1位ファン・カルロス・ゴメス
2位アナクレト・ワンバ
3位ワシリー・ジーロフ

スケールの大きなボクシングで底知れぬポテンシャルを感じさせるゴメス、ターゲットはヘビー級か。ワンバは地味な存在だったが、長身を利したボクシングで実力者だった。ジーロフの本当の評価はこれから。ボクシングは荒く、案外落城は早いかも。


▼ヘビー級

1位マイク・タイソン
2位イベンダー・ホリフィールド
3位レノックス・ルイス

タイソンの全盛時の強さは別格。現在のタイソンは精神面が気がかりだ。ピークを過ぎてなお、ルイスと好勝負を演じたホリィの執念も凄かった。ルイス戦はともかく、タイソンとの第3戦が見たい。現時点での最強はルイスでしょう。






■RING誌の年間最優秀選手 (2000.9.6)

1928年 ジーン・タニー
1929年 トミー・ローラン
1930年 マックス・シュメリング
1931年  トミー・ローラン
1932年 ジャック・シャーキー
1933年 NO AWARD
1934年 バニー・ロス
      &トニー・カンゾネリ
1935年 バニー・ロス
1936年 ジョー・ルイス
1937年 ヘンリー・アームストロング
1938年 ジョー・ルイス
1939年 ジョー・ルイス
1940年 ビリー・コーン
1941年 ジョー・ルイス
1942年 レイ・ロビンソン
1943年 フレッド・アポストリ
1944年 ボウ・ジャック
1945年 ウィリー・ペップ
1946年  トニー・ゼール
1947年 ガス・レスネビッチ
1948年 アイク・ウィリアムズ
1949年 エザード・チャールズ
1950年 エザート・チャールズ
1951年 レイ・ロビンソン
1952年 ロッキー・マルシアノ
1953年 カール・ボボ・オルソン
1954年 ロッキー・マルシアノ
1955年 ロッキー・マルシアノ
1956年 フロイド・パターソン
1957年 カーメン・バシリオ
1958年 インゲマール・ヨハンソン
1959年 インゲマール・ヨハンソン
1960年 フロイド・パターソン
1961年 ジョー・ブラウン
1962年 ディック・タイガー
1963年 カシアス・クレイ
1964年 エミール・グリフィス


1965年 ディック・タイガー
1966年 NO AWARD
1967年 ジョー・フレイジャー
1968年 ニノ・ベンベヌチ
1969年 ホセ・ナポレス
1970年 ジョー・フレイジャー
1971年 ジョー・フレイジャー
1972年 モハメド・アリ
      &カルロス・モンソン
1973年 ジョージ・フォアマン
1974年 モハメド・アリ
1975年 モハメド・アリ
1976年 ジョージ・フォアマン
1977年 カルロス・サラテ
1978年 モハメド・アリ
1979年 レイ・レナード
1980年 トーマス・ハーンズ
1981年 レイ・レナード
      &サルバドル・サンチェス
1982年 ラリー・ホームズ
1983年 マービン・ハグラー
1984年 トーマス・ハーンズ
1985年 マービン・ハグラー
      &ドナルド・カリー
1986年 マイク・タイソン
1987年 イベンダー・ホリフィールド
1988年 マイク・タイソン
1989年 パーネル・ウィテカー
1990年 フリオ・セサール・チャベス
1991年 ジェームス・トニー
1992年 リディック・ボウ
1993年 マイケル・カルバハル
1994年 ロイ・ジョーンズ
1995年 オスカー・デラホーヤ
1996年 イベンダー・ホリフィールド
1997年 イベンダー・ホリフィールド
1998年 フロイド・メイウェザーJr
1999年 ポーリー・アヤラ






■ボクシング関連の書籍 (200.9.1)

とりあえず、私の所有しているものを中心にピックアップしてみました。今回取り上げるのは古いものが多く、絶版になっているものが殆どです。過去にどのような書籍が出版されていたのか、少しでも参考になれば幸いです。

▼「リングサイドでうたを聞いた」感情的ボクシング論 佐瀬稔著
「ボクシングマガジン」に連載された「感情的ボクシング論」の74年から77年分をまとめたもの。氏独特の視点は、フリーになったばかりの原点から遺憾なく発揮されており、以後ライフワークとして「ワールドボクシング」にまで引き継がれたのはご存知の通りです。

▼「炎の男 輪島功一」 佐瀬稔著
75年1月、輪島がオスカー・アルバラードとのリ・マッチに劇的な勝利を収めた直後に出版された伝記もの。世俗的なレッテルではなく、「仕事を全うする一人の人間」としての捉え方が実にユニーク。

▼「挫折と栄光」 佐瀬稔著
86年7月、浜田剛史がレネ・アルレドンドを衝撃的な初回KOに下し、王座に就いた時に出版された伝記もの。世界戦直前、ジムの階段も上り下り出来ないほどの故障とオーバーワークに陥った浜田。精神的にも肉体的にも自らを極限にまで追い詰めた浜田の凄まじいまでの執念が克明に描かれています。

▼「敗れざる者たち」 沢木耕太郎著
76年に出版された短編集。ボクシング関係では「クレイになれなかった男」(カシアス内藤)、「ドランカー」<酔いどれ>(輪島功一)の2編が収められています。

▼「ボクシングは科学だ」 ジョー小泉著
「ボクシングマガジン」に連載された「ボクシング・アラカルト」の78年から85年分までをまとめたもの。従来のボクシングセオリーに疑問を投げかけ、その一つ一つを体験的,科学的に解明して、独自の理論を打ち立てた、ご存知、ジョー小泉氏の名著。

▼「ボクシング賛歌」 ジョー小泉著
故平沢雪村主宰の「THE BOXING」に寄稿された「東洋ボクシング事情」の復刻版。75年から82年まで連載された、若き日のジョーさん(20代から30代はじめ)の情熱がほとばしるファン必見の書です。

▼「世界のKOアーチスト」 ジョー小泉著
ジャック・デンプシーからマイク・タイソンまで16人のKOアーチストを分析。また歴史的、社会的背景についても述べられています。

▼「時代を生きたボクサーたち」 ジョー小泉著
「世界のKOアーチスト」の続編。SケッチェルからRデュラン、Aアルゲリョ、S・Rレナードまで16人の拳雄が登場。

▼「ボクシングにとりつかれた男」 ジョー小泉著
87年から90年までのボクシング観戦記。海外はMタイソン、S・Rレナード、J・Cチャベスetc。国内は大橋が世界挑戦連敗記録を21でストップするまでのタイトルマッチが中心です。

▼「ボクシングマッチメーカー」 ジョー小泉著
「ボクシングにとりつかれた男」の続編。90年から96年に行なわれた国内の世界戦が中心です。辰吉、鬼塚、川島・・・う〜ん、いい時代でしたね。

▼「ボクシングバイブル」 ジョー小泉著
Jコーベット、Jジョンソンからアリ、ハメドに至るまでボクシング技術の進化の過程が、連続写真を交えて解説されています。

▼「真実の男 イベンダー・ホリフィールド」 イベンダー・ホリフィールド、バーナード・ホリフィールド共著 斎藤誠訳
97年、ベースボールマガジン社より出版。96年11月、タイソンを破って奇跡の復活を果たす前に、米国で出版された翻訳もの。信仰心というバックボーンが、ホリィのタフな精神力を支えているのがよく分かります。

▼「カポネの時代を生きたボクサー」<ミッキー・ウォーカー自伝> Mウォーカー、Jライクラー共著 山本茂訳
動乱の1920年代を生きたミッキー・ウォーカーの自伝。アル・カポネやチャップリンらのスターも続々と登場。ウォーカーの型破りな魅力が存分に描かれている。

▼「アンラッキー・ブルース」 山本茂著
矢尾板貞雄、高山一夫、関光徳ら世界に挑み、儚くも散っていった男たちの物語。世界の壁の厚さ、王者の偉大さが実感される。

▼「拳にかけた男達」 山本茂著
大正10年、サンフランシスコから帰り着いた渡辺勇次郎が、メリケン波止場にジムを創設して以来の日本ボクシング史が興味深く描かれている。

▼「ジプシー・トレーナー」 エディ・タウンゼント著
ボクシング一筋に生きた故エディ・タウンゼント・トレーナーの自伝。随所にボクシングやボクサーに対する愛情が滲み出ている。

▼「拳雄たちの戦場」 田中誠一著
著者が出会った思い入れのあるボクサーに密着したドキュメント。浜田、大橋、畑中、ジャッカル丸山など80年代が中心。

▼「ぼくファイティング原田です」 原田政彦著
ご存知ファイティング原田氏自伝。日本が世界に誇る、ファイティング原田の偉大なる功績は永遠に不滅である。

▼輪島功一自伝「炎よ燃えろ」 輪島功一著
アルバラードとの再戦後に出された自伝。輪島氏のトークの面白さは周知のとおりですが、この本はメチャクチャ面白かった。人間としての生き方にも魅力を感じました。

▼「大場政夫の生涯」 石塚紀久雄著
23歳で夭折した「永遠のチャンピオン」大場政夫の物語。数々の証言を交えて大場の実像に迫っている。

▼沖縄の星 具志堅用高 「わんやカンムリワシ」 芦沢清一著
具志堅が世界を獲るまでの軌跡。練習の虫、具志堅は努力する天才であったことがよく分かる。

▼「波瀾万丈」 辰吉丈一郎著
辰吉丈一郎自伝。辰吉のカリスマ的人気の秘密がよく分かります。

▼「続波瀾万丈」 辰吉丈一郎著
シリモンコンを破り、劇的に返り咲いた直後に出版された上記の続編。辰吉はこの一戦で伝説となった。

▼「辰吉丈一郎 BOXER」 辰吉丈一郎著
辰吉の魅力ある生き様が描かれている。しかし極端なプラス思考は自分を見失う危険性もあり、現在の辰吉には懸念を感じる。

▼「辰吉丈一郎へ 三十万燭光の興奮」 福島泰樹著
辰吉をはじめアリ、メデル、白井、関、川島などに関するエッセイ。住職で歌人でもある著者は熱狂的なボクシングファンとしても知られる。

▼「坂本博之 不動心」 坂本博之・加茂佳子著
飽食の時代に、これほどハングリーな男がいたのかと感銘を受けた一冊。このまま悲運のボクサーで終わって欲しくないが・・・



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