▼ 70年代特集 【1975年】
<年代別>
■1970年 ■1971年 
■1972年 ■1973年 ■1974年 ■1975年 ■1976年 
■1977年 ■1978年 ■1979年
<階級別>
■フライ級 ■バンタム級 ■フェザー級
 ■ライト級 ■ウェルター級 ■ミドル級 
■Lヘビー級 ■ヘビー級

■70年代の名勝負
 ■70年代「リング」誌最優秀ボクサー ■トップページ




▼1975年の出来事  (2000.11.18更新)

【政治】 △第8回統一地方選挙で東京、大阪、神奈川に革新系知事誕生(4月)△エリザベス女王、来日(5月)△天皇・皇后、初の米国訪問(9月)

【社会】 △紅茶キノコ・ブーム△東京、江戸川で6価クロム汚染(7月)△沖縄国際海洋博開催(7月)△日本赤軍、クアランプール米大使館占拠で過激派7人釈放要求(8月)△3億円事件、時効に(12月)

【文化】 △ニューミュージックが流行△ディスコブーム

【スポーツ】 △赤ヘル・フィーバー△パ・リーグがDH制に


▼1975年のボクシング界<国内>

【1月】

■古山、風間と引分け
(1/5)
日本Jウェルター級チャンピオン、ライオン古山は、ハワイから帰国し初10回戦の新鋭、風間清の挑戦を受け、引分けで辛くも王座を死守した。半年前にプロデビューした風間はアマ仕込みのクレバーなボクシングで大善戦、この試合が6戦目(5勝2KO1分)だった。

■小熊、微妙な判定で王座失う(1/8 宮城)
WBC世界フライ級タイトルマッチ15回戦は挑戦者同級2位ミゲール・カントが、王者の小熊正ニを2−0の判定に降し新王座に就いた。カントは左フックと右ショートストレートをサウスポーの小熊にタイミング良く決めて先制。4回、小熊の左がカウンターとなってカントは右手をキャンバスについたが、判定はスリップ。両者とも全般的に決定打を欠いた試合は微妙な判定となり、後の名王者カントの手が挙がった。

■反町、執念の王座死守(1/20)
東洋ウェルター級タイトルマッチは不利を予想された王者の龍反町が挑戦者、日本ウェルター級王者・辻本章次と引分け、通算6度目の防衛に成功した。激しい打ち合いで挑戦者ややリードで迎えた最終回に反町が2度のダウンを奪って引分けにこぎつけた。反町は2年前のフラッシャー石橋戦の6回逆転KO劇に続き、またしても恐るべき執念を見せつけた。

■輪島、執念のカムバック!(1/21 東京)
世界Jミドル級タイトルマッチ15回戦は前王者で同級4位の輪島功一が王者のオスカー・アルバラードを文句のない判定で破って王座にカムバックした。リターンマッチでのタイトル奪回は日本史上初の快挙。圧倒的不利を予想された輪島は初回から先制攻撃を仕掛け、王者の機先を制してペースを掌握。アルバラードもよく反撃したが、輪島は巧みなディフェンスでクリーンヒットを許さず王者を圧倒した。“キンシャサの奇跡”が今度は日本で起きた瞬間だった。肉体的な衰えを頭を使ったクレバーなボクシングで補い、若き強打の王者を圧倒したアリと輪島。日米2人のヒーローの快挙にファンは酔った。

【2月】

■昭和49年度全日本新人王決定(2/20)
●フライ級=牧公一(8勝1KO5敗2分)●バンタム級=秋葉重美(8勝7KO2分)●J・フェザー級=島村英司(8勝4KO1分)●フェザー級=足立茂義(10勝6KO2敗1分)●J・ライト級=望月広文(7勝6KO2敗)●ライト級=福田浩一(7勝6KO)●J・ウェルター級=笠川巧(9勝1KO6敗2分)●ウェルター級=甲斐澄男(7勝6KO4敗)●ミドル級=渡辺裕一郎(7勝5KO)

■石松、ブキャナン降しV3(2/27 東京)
WBC世界ライト級タイトルマッチ15回戦は王者のガッツ石松が元王者のブキャナンを判定で破り3度目の防衛に成功した。欧州スタイルの端正なボクシングスタイルから放つブキャナンの左に苦戦を強いられた石松だったが、13回に右がヒットしてダウン(判定はスリップ)を奪うと猛然と打って出てブキャナンを圧倒し、明確な判定を得た。

【3月】

■WBCが輪島のタイトルを剥奪
(3/22)
WBCは3月22日、「1位オリベイラの挑戦を受けない輪島のタイトルを剥奪する。空位の王座はホセ・デュラン−ミゲール・デ・オリベイラの間で争われ、輪島にもしその意思があれば勝者に挑戦できる」と発表。これは輪島が次期挑戦者に“WBA”1位の柳済斗を選んだことに対して取られた処置。輪島は近年、対立が激化する両団体の犠牲になった格好だ。これで両団体が認定する統一王者はアリとナポレスの2人だけとなった。

■柴田、3度目の防衛(3/27 福岡)
WBC世界Jライト級タイトルマッチ15回戦はチャンピオン柴田国明がフルマークの判定で同級5位オールド・マクルフィーを降し3度目の防衛に成功した。2回に左フックでダウンを奪った柴田だったが、以降ヒット・アンド・ランに徹する挑戦者を追い切れず、試合は盛り上がりに欠けた。アルジェリアから初めてやって来た挑戦者は「柴田は強かった・・・」と潔く負けを認めた。

【4月】

■花形、不運な判定で王座失う
(4/1 富山)
WBA世界フライ級タイトルマッチ15回戦は挑戦者同級4位エルビト・サラバリアが王者の花形進に2―1の判定勝ちを収め、3年4ヶ月ぶりに王座に返り咲いた。立ち上がりから積極的に打って出た花形は押し気味に試合を進め、サラバリアはローブローで7回と11回に減点を取られる。13、14回とポイントを返したサラバリアだったが、時既に遅く花形の防衛と見られたのだが・・・。意外にも判定は挑戦者に挙がり、判定に怒ったファンが物を投げるなど会場は大混乱した。

【5月】

■高山、リング上で引退表明
(5/8)
日本ライト級王者、高山将孝は挑戦者、矢島康士を判定に降し2度目のタイトル防衛に成功。判定が下った直後のリング上で高山は引退を発表した。

■小林、歌川に引導渡す(5/9)
世界フェザー級5位、ロイヤル小林はライバルの前東洋フェザー級王者の歌川善介に2回、左フックのカウンターを決めKO勝ちした。目を病んでいた歌川は試合後のリング上で引退を表明した。

【6月】

■石松、4度目の防衛(6/5 東大阪)
WBC世界ライト級タイトルマッチ15回戦は王者のガッツ石松が同級2位チュリー・ピネダに判定勝ちで4度目の防衛に成功した。初防衛戦で苦戦(引分け)したピネダとの再戦はまたしても接戦となった。快調な出だしを見せた石松だったが、3回から急にスロー・ダウン。ピネダも何度か王者を退けぞらせたが決め手に欠け、終盤に攻勢をかけた石松が3―0の判定をものにした。

■輪島、壮絶KO負け!(6/7 北九州)
世界Jミドル級タイトルマッチ15回戦は挑戦者同級1位柳済斗が、チャンピオン輪島功一に7回KO勝ちして新王座に就いた。好調な立ち上がりを見せた輪島だったが、5回終了直後にアクシデントは起こった。ゴングが鳴って、いつものように終了の挨拶をしようと無防備になった輪島に柳の右ショートが飛んできた。腰を落としてダウンする輪島。明らかに反則打だったが、試合はそのまま続行されダメージの抜けきれない輪島は7回、右ストレートから返しの左を浴びて痛烈なダウン。それでも立ち上がった輪島だったが2度のダウンを追加されてKO負けを喫した。

【7月】

■柴田も王座失う
(7/5 茨城)
WBC世界Jライト級タイトルマッチ15回戦は挑戦者同級8位アルフレッド・エスカレラが、チャンピオン柴田国明に2回KO勝ちでタイトルを奪取した。地元での防衛戦に燃える柴田は順調なスタートを切ったかに見えたが、2回右ストレートをきっかけに挑戦者が集中打を浴びせると王者はあっけなくダウン。手と足を開き、お決まりの大の字になった柴田に誰もが諦めざるを得なかった。柴田は4度目の防衛に失敗。


【10月】

■花形、返り咲きならず(10/7 横浜)
WBA世界フライ級タイトルマッチ15回戦はチャンピオン、エルビト・サラバリアが前王者の花形進に2―1の判定勝ちで初防衛に成功した。4月の接戦を受けてのリターンマッチだったが、判定はまたしてもスプリットでサラバリアに。だが、今回は気負いの目立つ花形に対し、冷静にカウンターを決めていた王者の勝利は明白だったようだ。

■マルチネス防衛(10/8 宮城)
WBC世界バンタム級チャンピオン、ロドルフォ・マルチネスは挑戦者同級10位、沼田久美を判定に降し2度目の防衛に成功した。ワルインゲ中山、岡部強と世界前哨戦で2連敗を喫した沼田だったが、既に契約済みだった為世界戦を強行。専守防衛で後退し続ける沼田を王者は捕らえきれず、欲求不満のたまるミス・マッチだった。

■アルゲリョ、小林をKO!(10/12 東京)
WBA世界フェザー級タイトルマッチ15回戦はチャンピオン、アレクシス・アルゲリョが挑戦者同級2位、ロイヤル小林に5回KO勝ちで3度目の防衛に成功した。初来日の王者は噂通りの巧さと強打を披露。18連勝(16KO)と快進撃を続ける小林も、アルゲリョの強く正確なジャブになかなか突破口を見出せない。4回にラッシュをかけて見せ場を作ったものの、アルゲリョは巧みなブロックで小林の強打をかわした。迎えた5回、アルゲリョはワンツーから右アッパーをボディに決めてダウンを奪う。何とか立ち上がった小林だが、今度は左をレバーにめり込まされ10カウントを聞かされた。ピーンと張り詰めた緊張感の漂う名勝負だった。

【11月】

■柳、初防衛
(11/11 静岡)
世界Jミドル級タイトルマッチ15回戦はチャンピオン柳済斗が、挑戦者同級7位三迫将弘を6回KOに降し、初防衛に成功した。興行権を持つ三迫マネージャーは甥の将弘を挑戦者に抜擢、若い三迫には時期尚早と見られていた。だが試合は王者の不調と挑戦者の健闘でスリリングなものとなった。三迫はトリッキーな動きで王者を幻惑すると、4回には右フックでダウン寸前に追い込んだ。5回から持ち直した柳は6回に2度のダウンを奪い、三迫の右アッパーにヒヤリとするシーンもあったが最後は右フックを決めて試合を終わらせた。

【12月】

■石松、一発KO!
(12/4 東京)
WBC世界ライト級タイトルマッチ15回戦は王者のガッツ石松が同級8位アルバロ・ロハスに14回KO勝ちで5度目の防衛に成功した。石松は減量苦から動きが悪く、しつこく攻めるロハスに対して後退するだけで手数も少ない。10回に右フックでロハスをダウン寸前に追い込んだ石松だが詰めを逸してしまう。そして迎えた14回、石松の右アッパーがカウンター決まり、ロハスは身をよじらせてダウン。そのままジ・エンドとなった。

■エスタバ、初防衛(12/17 沖縄)
WBC世界Jフライ級タイトルマッチ15回戦は王者のルイス・ルムンバ・エスタバが挑戦者同級2位島袋武信に10回KO勝ちで初防衛に成功した。新設されたJフライ級でいきなり上位にランクされた島袋だったが目立った実績もなく、老練なエスタバに翻弄されて、10回強烈な右フックでダウン。立ち上がってファイティングポーズを取った島袋にレフェリーはカウント8を数えたところで試合を止めた。「ストップが早過ぎる」と興奮した小島マネージャーが主審をタオルで叩く失態もあったが、一方的な展開からもストップは妥当な措置だった。

■1975年度 年間優秀選手
■最優秀選手賞 ガッツ石松 ■技能賞 辻本章次 ■殊勲賞 輪島功一 ■敢闘賞 柴田国明■新鋭賞 天竜数典 ■KO賞 ロイヤル小林 ■努力賞 花形進
■年間最高試合 ガッツ石松−アルバロ・ロハス



▼1975年のボクシング界<海外>

【1月】

■ウルティン、ライセンス没収
(1/6)
かつて“怪物ボクサー”として注目されたホセ・マヌエル・イバール・ウルティンは地元マドリッドでアルフレッド・ボルグに2回KO勝ちしたが、試合内容はあまりにもお粗末なものだった。パンチはラフで接近すればクリンチ、ホールドの連続でウルティンの反則負けにしてもいい程。これまでもたびたびこのような試合をしてきたウルティンは地元ファンの怒りを買い、スペインボクシング連盟からはライセンスを無期限停止の処分を受けた。32歳の元“KO男”のカムバックは絶望的と見られている。

【2月】

■ブルックス3階級同時制覇
(2/4)
カリフォルニア州のライト、Jウェルターの両タイトルを保持するモンロー・ブルックスは3つ目を狙いウェルター級の王者ホセ・ミランダに挑戦し、5回に右の強打を炸裂させてKO勝ち。見事トリプル・タイトル・ホルダーとなった。WBC・Jウェルター級7位にランクされるブルックスはこれで27勝20KO1敗2分。

■古山、タイでTKO負け(2/16 バンコク)
WBC世界Jウェルター級2位ライオン古山はバンコクでセンサク・ムアンスリンと10回戦を行い、7回TKOで敗れた。3回まで優勢に試合を進めた古山だったが、4回にセンサクも反撃、古山と同じサウスポースタイルから強烈なフックを浴びせた。そして7回、古山はセンサクの左フックを受けてピンチに。センサクがラッシュをかけるとレフェリーが試合をストップした。タフで鳴らす古山は倒れこそしなかったが、これが初のTKO負け。タイ式で59勝55KO9敗の成績を残し、国際式に転向したセンサクは第1戦で世界6位のルディ・バローを初回でKO、これが国際式第2戦目だった。

【3月】

■チャコン、KO防衛
(3/1)
WBC世界フェザー級タイトルマッチはチャンピオン、ボビー・チャコンが挑戦者同級7位、ヘスス“パペレロ”エストラーダに2回KO勝ちで初防衛に成功した。チャコンは2回に右フックでダウンを奪うと、立ち上がってきたエストラーダに猛然とアタック。再び右フックが決まると挑戦者は仰向けにダウン、カウントアウト後も2分間は意識を失ったままだった。

■デュラン、1位挑戦者を壮絶KO!(3/2)
WBA世界ライト級タイトルマッチ15回戦は王者のロベルト・デュランが挑戦者同級1位レイ・ラムキンに14回KO勝ち、5度目の防衛に成功した。試合のほぼ全般を通して攻勢を取ったデュランに対し、ラムキンもよく抵抗したが14回、デュランの左フックが炸裂。挑戦者は後頭部をキャンバスに打ちつけ、カウントアウト後も眠り続けたまま。病院に運び込まれたラムキンに心配したデュランも見舞いに訪れ、数時間後にやっと意識が回復した。

■フレイジャー、エリスを返り討ち(3/2)
ジョー・フレイジャーとジミー・エリスの元世界王者同士がアリへの挑戦権をかけて豪州メルボルンで12回戦を行い、フレイジャーが9回KO勝ち。3Rまでアウトボクシングでポイントをリードする善戦を見せたエリスも4回からアタックを強めたフレイジャーに主導権を奪回される。そして9回、フラフラになって連打を受けるエリスにアンジェロ・ダンディがストップを叫び、レフェリーのボブ・フォスターがようやく試合を止めた。両者は1970年にニューヨーク州(フレイジャー)とWBA(エリス)のタイトルを賭けて激突。この時もフレイジャーがエリスを4回でギブアップさせている。

■コンテ、初防衛(3/11)
WBC世界Lヘビー級タイトルマッチはチャンピオン、ジョン・コンテが挑戦者同級1位ロニー・ベネットに5回TKO勝ちで初防衛に成功した。「近来の英国リングで稀に見る好試合」(ボクシング・ニュース紙)だったが、5回にベネットの左マユの出血が激しくなった為にデーキン主審が試合をストップした。

■サモラ、バンタム級史上最年少王者に(3/14)
WBA世界バンタム級タイトルマッチは挑戦者同級9位アルフォンソ・サモラがチャンピオンの洪秀煥を4回KOに破り新王座に就いた。サモラは4回に王者をロープに詰めると左右のコンビネーションを浴びせ、決定的な右をテンプルに炸裂させた。くずれるようにキャンバスに落ちたチャンピオンはカウント・アウト後も2分ほど立ち上がれなかった。ミュンヘン五輪銀メダリストからプロ入り21連続KOを飾ったサモラは弱冠20歳、原田、オリバレスの22歳を凌ぐバンタム級史上最年少王者の誕生となった。

■アルゲリョ、カラカスで初防衛(3/14)
WBA世界フェザー級タイトルマッチ15回戦はチャンピオン、アレクシス・アルゲリョが挑戦者同級2位、レオネル・エルナンデスに8回TKO勝ちで初防衛に成功した。2年前に当時の世界王者エルネスト・マルセルにノンタイトルで土をつけたこともあるエルナンデスだが、アルゲリョのリード・パンチで右頬を切り裂かれ8回、右でダウンを奪われた後王者の猛ラッシュでレフェリーがストップした。

■ベン、苦戦の防衛(3/14)
WBA世界Jライト級タイトルマッチ15回戦はチャンピオン、ベン・ビラフロアが不敗(25勝9KO1分)の東洋チャンピオン、金賢治(WBA1位)に2―1の判定勝ちで3度目の防衛に成功した。試合はクリンチもなく強打応酬のエキサイティングなものとなり、9回に3度のダウンを奪ったベンが判定をものにした。(WBAの試合だったがスリー・ノックダウン・ルールは適用されなかった?)

■アリ、最終回TKO勝ち(3/24)
世界ヘビー級チャンピオン、モハメド・アリは無名の挑戦者チャック・ウェプナーに15回KO勝ちを収めタイトル初防衛に成功した。急遽抜擢された35歳の挑戦者は9回に幸運なダウンを奪う健闘を見せたが、アリに翻弄された挙句最終回に止めを刺された。

■ナポレス、負傷判定でV9(3/29)
世界ウェルター級チャンピオン、ホセ・ナポレスは同級6位アーマンド・ムニスに負傷判定勝ちを収め、9度目(通算12度目)の防衛に成功した。ナポレスは頭から突進してくるムニスに苦戦。バッティングで両目を切ったナポレスは12回にドクター・ストップがかかり、テクニカル・デシジョンで辛うじて勝利を得た。当時は負傷でストップされた場合は戦えなくなった選手のTKO負けというルールだった為、納得の行かない挑戦者側はWBCに抗議したが判定は覆らなかった。

【4月】

■ヘビー級の斉藤2TKO負け(4/1、14)
マック溝口が育てている「和製ヘビー級」斉藤明のデビュー戦がハワイのHICで行なわれペーク・ダドイトに打ちまくられて3RTKO負けを喫した。斉藤は約2週間後にもウィリアム・ベアに初回でTKO負け。後にコング斉藤として無敗の連続KOで売り出すも、当時の記録で経歴詐称がバレている。

■世界9位が11秒でKO負け!(4/4)
ドイツのハンブルグで行なわれた西ドイツLヘビー級タイトル戦でチャンピオンのカール・ヘインツ・クライン(世界9位)が試合開始直後に挑戦者レオ・カコレビッチの右クロス1発でKO負け。タイムはたったの11秒で、ドイツのそれまでの記録15秒を25年ぶりに更新。敗れたクラインは4分近く意識を失ったままだった。

■ガリンデス防衛(4/5)
WBA世界Lヘビー級チャンピオン、ビクトル・ガリンデスは同級4位ピエール・フォーリーを判定に降し、タイトル初防衛に成功した。過去2度ボブ・フォスターに挑んで失敗しているフォーリーは3度目の挑戦、老獪なアウトボクシングで王者の右目を切り裂くなどポイントをリード。しかしラスト3Rでもう反撃に出たガリンデスは挑戦者を何度もKO寸前に追い込み、逆転で小差判定勝ちした。

■フェルナンデス、KO防衛(4/20)
ライオン古山に勝ってWBC世界Jウェルター級タイトルを手にしたペリコ・フェルナンデスはバルセロナで同級2位ジャン・エンリケを9回にKO、タイトル初防衛に成功した。フェルナンデスは2回にロープダウンを奪われたが、9回に強烈な右を決めて挑戦者を深々と眠らせた。

■フォアマン、5人抜き(4/26)
前世界ヘビー級チャンピオン、ジョージ・フォアマンはカナダのトロントで、5人を相手に変則のエキジビジョンを行い、うち3人をノックアウトした。(2無判定)リングに上がる前には観戦に訪れたアリとあわや乱闘というパフォーマンスもあり、6ヶ月ぶりのリング登場でアリとの再戦をアピールした。

【5月】

■オリベイラ3度目の正直で新チャンピオン(5/7)
輪島がタイトルを剥奪されたため空位となっていたWBC世界Jミドル級王座決定戦は1位ミゲール・デ・オリベイラが2位ホセ・デュランに1Rと8Rに2度のダウンを与えて判定勝ち、新チャンピオンとなった。オリベイラは73年1月、輪島に挑戦して引分け、翌74年の再戦でも判定負けを喫しており、これがまさに「3度目の正直」だった。

■ナポレス、WBAタイトル返上(5/14)
世界ウェルター級チャンピオン、ホセ・ナポレスは5月14日、WBAタイトルを返上したと発表した。既に7月12日にムニスと再戦する契約にサインをしているナポレスはWBAから「1位のアンヘル・エスパーダの挑戦を受けなければタイトルを剥奪する」と申し渡されていた。誇り高き王者はWBA会長のエリアス・コルドバ宛に「私はWBCを世界で唯一の統一組織と認める。不適格な挑戦者との対戦を強要し、これに同意しなければタイトルを剥奪だと脅迫するWBAに抗議する為、私を世界ウェルター級チャンピオンと認定されることを拒否する」旨の電報を打ってタイトルを返上している。

■アリ、ライルにTKO勝ち(5/16)
世界ヘビー級チャンピオン、モハメド・アリは挑戦者同級6位ロン・ライル11回TKO勝ちで2度目のタイトル防衛に成功した。試合前には久々にアリの予言も飛び出した。曰く「8回に倒す。もっと細かく言うと試合は2分35秒と38秒の間に終わる」試合は挑戦者の予想以上の善戦に“8回KO”こそならなかったが、アリが11回に右クロスを決めたのをきっかけに猛ラッシュをかけるとライルはグロッギー状態に。1度攻撃を止めてレフェリーにストップを促したが受け容れられず、更に3〜4発打ち込んだところでようやく試合が止められた。

■セルバンテス、強豪ヘススを撃退(5/17)
WBA世界Jウェルター級チャンピオン、アントニオ・セルバンテスは同級1位エステバン・デ・ヘススに判定勝ちし9度目のタイトル防衛に成功した。1Rと12Rにダウンを奪ったセルバンテスは最終15Rにも左アッパーで3度目のダウンを奪い、立ち上がったヘススに猛攻を仕掛ける。挑戦者が再びキャンバスに崩れ落ちそうになったところで試合が終了。採点は3人のジャッジがいずれも10点以上の大差をつけていた。

■カント、スプリットでライバルに雪辱(5/24)
WBC世界フライ級タイトルマッチはチャンピオン、ミゲール・カントが元王者のベツリオ・ゴンザレスに2―1の判定勝ちで初防衛に成功した。試合は4回までカントが多彩な左と右クロスを決めてリード。5回にペースダウンしたが中盤もカントが支配し、11、14回と猛ラッシュをかけた挑戦者が終盤のポイントをとった。採点は145―144(カント)、144―145(ゴンザレス)、149―146(カント)と割れ、納得の行かないゴンザレスは昨年の小熊戦同様暴れまくる醜態を見せている。

■アルゲリョ、リアスコを2回でストップ(5/31)
WBA世界フェザー級タイトルマッチはチャンピオン、アレクシス・アルゲリョが挑戦者同級2位リゴベルト・リアスコに2回TKO勝ちを収め2度目の防衛に成功した。試合は2回、アルゲリョが左ダブルから右フックの追い打ちを決めるとリアスコは足をもつれさせリングをフラフラ遊泳。すかさずレフェリーがストップをかけた。

■マルチネス、敵地で初防衛(5/31)
WBC世界バンタム級チャンピオン、ロドルフォ・マルチネスはコロンビアで地元の挑戦者ネストル“ババ”ヒメネス(同級10位)を圧倒、7回終了KO勝ちを収めた。(記録上は8回KO勝ち)マルチネスは初防衛に成功した。

■バルデスKO防衛(5/31)
同じくコロンビアで行なわれたWBC世界ミドル級タイトルマッチは地元のチャンピオン、ロドリゴ・バルデスが10位ラモン・メンデスをワンサイドに打ちまくり、6度のダウンを奪って8回TKO勝ちし2度目の防衛に成功した。

【6月】

■オリバレス、4度目の世界王座!
(6/20)
WBC世界フェザー級タイトルマッチ15回戦は元チャンピオンのルーベン・オリバレスが減量苦のチャンピオン、ボビー・チャコンを2回KOに破り、通算4度目の世界王座を獲得した。両者は2年前にも対戦しオリバレスがチャコンに唯一の黒星をつけているが今回はチャコン借りを返すと見られていた。しかしチャコンは試合前の急激な減量でコンディションは最悪。減量苦の王者は2回に2度のダウンを奪われた後、オリバレスの猛攻を受けレフェリーが試合をストップした。

■エスパーダ世界王座へ(6/28)
ナポレスが放棄して空位となっていたWBA世界ウェルター級王座決定戦がプエルトリコのサンファンで行なわれ、地元のアンヘル・エスパーダ(1位)がカナダのクライド・グレイ(2位)を文句ない判定で破り王座に就いた。

■モンソン、ガリンデス防衛(6/30)
クアランプールのアリVSバグナーがクローズドサーキットで上映されるMSGのリングではヘビー級タイトルマッチの上映に先立ってモンソン、ガリンデスとアルゼンチンの誇る2人の王者が登場。ダブル・タイトルマッチを行い、それぞれ防衛に成功している。

WBA世界Lヘビー級チャンピオン、ビクトル・ガリンデスは同国人のライバル、ホルヘ・アウマダ(同級8位)にダウンを与えて文句のない判定勝ちで3度目の防衛。続いて行なわれたWBA世界ミドル級タイトルマッチは米国リング初登場のチャンピオン、カルロス・モンソンが同級3位トニー・リカタに10回2度のダウンを与えてKO勝ち、11度目の防衛に成功した。

【7月】

■アリ、大差の判定勝ち(7/1)
マレーシアのクアランプールで行なわれた世界ヘビー級タイトルマッチはチャンピオン、モハメド・アリが挑戦者同級3位ジョー・バグナーに大差の判定勝ちを収め3度目のタイトル防衛に成功した。試合はアリが積極的に攻撃をしかけ英国のホープ、バグナーが守るという形に終始。最終回にはあわやダウンのシーンもあったが、タフな挑戦者は最後まで耐え続け、ついに倒れることはなかった。

■ナポレス、因縁のムニスに完勝(7/12)
WBC世界ウェルター級チャンピオン、ホセ・ナポレスは同級3位アーマンド・ムニスに判定勝ちし、10度目(通算13度目)の防衛に成功した。両者は3月の対戦でナポレスが“負傷判定”勝ちしたが、レフェリーの処置が議論を呼びWBCから再戦を勧告されていたもの。試合は8回終了間際にナポレスがワンツーから左フックでムニスからダウンを奪うなど終始若い挑戦者を圧倒、大差の判定で決着をつけた。

■センサク、国際式転向3戦目で世界王座へ(7/15)
WBC世界Jウェルター級タイトルマッチは挑戦者のセンサク・ムアンスリンがチャンピオン、ペリコ・フェルナンデスをスタートから圧倒。7Rには左右をボディ、顔面へと浴びせ王者は鼻を傷つけられ左マユもカットした。そして8回、ゴングが鳴ってもフェルナンデスはコーナーを出ずギブアップ、TKOで新王者が誕生した。タイ式ボクシングで59勝55KO9敗の成績を残したセンサクは国際式に転向後バロ、古山と世界ランカーを連破、僅か3戦目での世界王座獲得となった。

【8月】

■バルデス、苦戦の防衛
(8/16)
WBCミドル級タイトルマッチはチャンピオン、ロドリゴ・バルデスが同級10位ルディ・ロブレスにラスト4Rを取られる苦戦となったが、前半の貯金がものをいって判定勝ち、3度目のタイトル防衛に成功した。

■Jフライ級初代王者にリオス(8/23)
WBA世界Jフライ級初代王座決定戦はパナマで地元の1位ハイメ・リオスとベネズエラの2位リゴベルト・マルカノの間で争われ、5回にダウンを奪ったリオスが明白な判定勝ちを収め新チャンピオンとなった。

■カント、TKO防衛(8/28 メリダ)
WBC世界フライ級タイトルマッチ15回戦はチャンピオン、ミゲール・カントが、挑戦者同級5位高田次郎に11回TKO勝ちを収め2度目の防衛に成功した。初挑戦で堅さの見られる高田は攻めも単調でカントのしつこい左ブローに翻弄され、11回に集中打を浴びてレフェリーストップされた。後に通算14度の防衛に成功したカントだが世界戦でのKO勝ちはこれが最初で最後となった。

■サモラ、23連続KO(8/30)
WBA世界バンタム級チャンピオン、アルフォンソ・サモラは同級2位タノムジット・スコタイに4回KO勝ちし、タイトル初防衛に成功した。ボディ攻撃で活路を見出したサモラは4回に上下の集中打でダウンを奪い、立ち上がったスコタイに連打を浴びせ主審のストップを呼び込んだ。サモラはこれでデビュー以来23連続KO勝ち。

【9月】

■ガリンデス、再びフォ−リー降す
(9/13)
WBA世界Lヘビー級チャンピオン、ビクトル・ガリンデスは同級3位ピエール・フォーリーを小差の判定に降し、タイトル3度目の防衛に成功した。採点は2―1と割れたが、4月の対戦以上に王者の勝利は明白だった。32才のフォーリーはこれが4度目の世界挑戦で悲願達成はまたもならなかった。

■エスタバ、空位の王座へ(9/13)
フランコ・ウデラが病気を理由に防衛戦をやらなかった為タイトルを剥奪され空位になったWBC世界Jフライ級王座決定戦は4位ルイス・エスタバが3位ラファエル・ロベラに4回KO勝ちし、2代目のチャンピオンとなった。

■オリバレス、王座失う(9/20)
WBC世界フェザー級王者ルーベン・オリバレスは準ホームグラウンドのイングルウッド・フォーラムでガーナの挑戦者デビッド“ポイズン”コティに判定で敗れ、王座を失った。初回と3回にダウン(3回はスリップと判定)を奪ったコティが2―1の判定をものにしたが、オリバレス・ファンのメキシカンが判定に怒って大暴れする大混乱となった。

■エスカレラ、引分けで初防衛(9/20)
WBC世界Jライト級タイトルマッチはチャンピオンのアルフレッド・エスカレラが挑戦者同級5位レオネル・エルナンデスと引分け、柴田から奪ったタイトルの初防衛に成功した。採点は146―144(エスカレラ)、147―142(エルナンデス)、147―147と3者3様のドローだった。

【10月】

■“スリラー・イン・マニラ”アリ、勝つ!(10/1)
世界ヘビー級タイトルマッチはチャンピオン、モハメド・アリが同級1位ジョー・フレイジャーを14回終了TKOで降し4度目の防衛に成功した。スモーキン・ジョーは打たれても決して前進を止めようとはしなかった。ロープ際でロープ・ア・ドープ作戦をとるアリに、6回には得意の左フックを決めてグラつかせた。10回以降激しい打ち合いが続き、アリは何度も右ストレートを決め、フレイジャーをグロッギーにさせた。そして14回終了後に挑戦者コーナーのエディ・ファッチ・トレーナーが棄権を申し出て試合は終わった。その瞬間、疲労困ぱいの勝者もキャンバスへと倒れこんだ。

■エスパーダ初防衛(10/11)
WBA世界ウェルター級タイトルマッチはプエルトリコのポンセで行なわれ、チャンピオンのアンヘル・エスパーダが同級2位ジョニー・ガントを一方的な判定で降し初防衛に成功した。

■カルパンチェ死去(10/25)
パリ発AP電は10月25日、かつてのフランスの名選手ジョルジュ・カルパンチェが心臓発作で81歳で急死したと伝えた。カルパンチェは1921年、デンプシーに挑戦し史上初の“ミリオン・ダラー・ゲートの大試合”を記録したことでも知られる。この試合は日本でも記録映画として上映され“粋な優男”カルパンチェに魅了されたファンも多く、創世記の日本ボクシング界に多大な影響を与えたといわれている。

【11月】

■オリベイラ、陥落(11/13)
パリ度行なわれたWBC世界Jミドル級タイトルマッチは挑戦者同級1位エリシャ・オベドがチャンピオンのミゲール・デ・オリベイラを10回終了TKOに降し、バハマ初の世界王者となった。元世界ミドル級1位ジャン・クロード・ボーチェがプロモーターに転じて初めて手がけた試合は9回終了時点まで殆ど互角だったが、10回に挑戦者が2度のダウン奪い王者を棄権に追いやった。オリベイラは初防衛に失敗。オベドは2引分けをはさみ63連勝(43KO)。

■セルバンテス、TKO防衛(11/15)
WBA世界Jウェルター級チャンピオン、アントニオ・セルバンテスは同級1位ヘクター・トムソンを8回TKOで破り、10度目のタイトル防衛に成功した。4回から試合の主導権を握ったセルバンテスは、6回にも強烈な右フックを決めて挑戦者に大きなダメージを与えた。そして8R開始直後、トムソンの右マユの出血が激しくなりドクターが試合を中止、セルバンテスのTKO勝ちとなった。

■フォアマン、KO再起(11/26)
前世界ヘビー級チャンピオン、ジョージ・フォアマンはジョディ・ボラードを2回TKOで破り、公式試合では74年10月、アリに敗れて以来1年1ヶ月ぶりに再起を飾った。フォアマンはマネージ面でのトラブルもあってなかなか試合が出来ず、レロイ・ジャクソン・マネージャーとも手を切り、完全に孤立。ようやくグリフィスを育てたギル・クランシーを新しいマネージャーに迎えて実現した試合だった。

■ホープ対決、サルジバル制す!(11/29)
世界Jライト級9位ビセンテ・サルジバルと世界ライト級4位ランディ・シールズのホープ対決は、サルジバルが8回シールズの目の出血によりTKO勝ちを収めた。サルジバル(元世界王者のサルジバルとは血縁関係はないそうだ)はこれで18連勝。シールズは初黒星で27勝1敗となった。

【12月】

■オリバレス、ロペスにKO負け!(12/4)
イングルウッド・フォーラムで行なわれた“世界フェザー級王座挑戦者決定戦”は前WBC王者のルーベン・オリバレスが強打のダニー・ロペスに7回KO負けする番狂わせとなった。初回と2回にダウンを奪ったロペスは7回に右ショートでメキシコのアイドルに10カウントを聞かせた。

■ナポレス、ついに陥落!(12/6)
WBC世界ウェルター級チャンピオン、ホセ・ナポレスは同級1位ジョン・ストレーシーに5回TKO負けを喫し、11度目(通算14度目)の防衛に失敗した。
自称37歳のナポレスだが実際には40歳前後とも言われ、年齢的な衰えは隠せず最近は試合のたびに「今度こそやられるのではないか」という声が囁かれるようになっていた。ナポレスは初回にダウンを奪ったが、2回から最大のウィークポイントといわれる左まぶたが急に腫れあがり、たちまち目をふさいでしまった。そして迎えた5R、これといったパンチが当たった訳でもなかったが、力尽きたようにナポレスがよろけると挑戦者はチャンスとばかりに猛攻、腫れあがった顔面に10数発のパンチがヒットしたところでレフェリーがストップした。

■サモラ、24連続KO!(12/6)
WBA世界バンタム級チャンピオン、アルフォンソ・サモラは同級10位ソクラテス・バトトに2回KO勝ちし、2度目のタイトル防衛に成功した。サモラは2回に左フックを空振りしたところへ挑戦者のタイミングの良い左をボディに受けてダウン。ダメージもなく、すぐに立ち上がったサモラは右フックをわき腹に強打してダウンを奪い返す。8カウントで立ち上がったバトトにサモラは左右連打の猛攻を仕掛け、あっけなくしゃがみ込んだ挑戦者に10カウントを聞かせた。

■エスカレラ、北欧で王座守る(12/12)
ノルウイェーの首都オスロで行なわれたWBC世界Jライト級タイトルマッチはチャンピオンのアルフレッド・エスカレラが地元の挑戦者エリク・ポールセン(同級1位)を一方的に打ちまり、9回TKO勝ち(レフェリーストップ)で2度目のタイトル防衛に成功した。

■モンソン、12度目の防衛(12/13)
パリで行なわれたWBA世界ミドル級タイトルマッチはチャンピオン、カルロス・モンソンが同級2位グラチュン・トナに5回KO勝ちで12度目の防衛に成功した。挑戦者のトナは初回、スロースターター気味のモンソンのアゴに左フックを痛打。これは後でモンソンも効いたことを認めている。しかしモンソンは2回から攻勢に転じて、5回に得意の右を決めてタフで鳴る欧州王者に10カウントを聞かせた。

■カント、宿敵エスピナル降す(12/13)
WBC世界フライ級タイトルマッチはチャンピオン、ミゲール・カントが、挑戦者同級1位イグナシオ・エスピナルに判定勝ちで3度目のタイトル防衛に成功した。過去2度の対戦(カントの1勝1分)でいずれもダウンを奪われているカントだったが、この日は変幻自在のアウトボクシングで宿敵エスピナルに完勝した。

■デュラン、7連続KO防衛!(12/20)
WBA世界ライト級チャンピオン、ロベルト・デュランは同級2位レオンシオ・オルチスに15回KO勝ちで7度目のタイトル防衛に成功した。これまで66戦(1敗)して1度もKOされたことのないタフな挑戦者も、最終回デュランの右アッパーを喰らってカウント・アウトされた。KOタイムは終了ゴングまであと14秒の15R2分46秒だった。



<年代別>
■1970年 ■1971年 
■1972年 ■1973年 ■1974年 ■1975年 ■1976年 
■1977年 ■1978年 ■1979年
<階級別>
■フライ級 ■バンタム級 ■フェザー級
 ■ライト級 ■ウェルター級 ■ミドル級 
■Lヘビー級 ■ヘビー級

■70年代の名勝負
 ■70年代「リング」誌最優秀ボクサー ■トップページ




[PR]湘南美容外科で働きませんか?:全国19院。医師、看護師ほか募集中