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 ▼ 70年代特集 【1971年】
<年代別>
■1970年 ■1971年 
■1972年 ■1973年 ■1974年 ■1975年 ■1976年 
■1977年 ■1978年 ■1979年
<階級別>
■フライ級 ■バンタム級 ■フェザー級
 ■ライト級 ■ウェルター級 ■ミドル級 
■Lヘビー級 ■ヘビー級

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▼1971年のボクシング界(2000.10.5更新)

■モハメッド・アリ、"最後の審判"

1971年3月8日、フレイジャーとの世紀の一戦を終えたアリには米国政府との戦いが残されていた。「俺はベトコンになんの恨みもない。白人のための戦争に行くのはご免だ」
アリが徴兵を拒否したのは4年前に遡る。以来、起訴された彼はタイトルを剥奪され、戦いの場は法廷へと変わった。69年に1度最高裁が差し戻しを命じた以外は、いずれもアリに有罪の判決が下った。

アリがブラック・モスリム(黒い回教)の名で知られるイスラム教徒であることはよく知られている。このブラック・モスリムは、白人を"白い悪魔"と呼び、黒人は白人と別れて独立した国家を築くべきだとする過激な分離主義の団体である。その教義の中には「アラーの神のお告げによる(聖戦)以外はどんな戦いも禁じる」という一項があり、これが敬虔な回教徒のアリが米軍への入隊を拒否した理由である。

尤もアリはリングへの復帰を表明した為に、モスリムの指導者エリジャ・モハメッドからサスペンドを喰らっている。白人のスポーツ(ボクシング)で金を得るなどとんでもないという理由からだった。この間、アリは信徒であることに変わりはないがモスリムで行なわれるいかなる儀式にも参加できず、回教名も使用してはいけないことになったという。この為(かどうか)日本では当時もまだカシアス・クレイと呼んでいたものだ。

徴兵を拒否した当時は「非国民」呼ばわりされたアリだったが、4年の間に情勢は大きく変わった。反戦運動が盛んになり、70年には最高裁から「道義上による良心的徴兵忌避者は、これを免除される」というこれまでは考えられなかった判決が下っている。

アメリカの徴兵制度には「宗教者は兵役を免除される」という項目があり、アリがこれまで主張してきたのも「私はモスリムの説教師だから徴兵されない権利がある」というものだった。
しかし、一審では「クレイは召集令状を受け取るまで、神父あるいは良心的反戦主義者としての徴兵忌避の意思表示をなんらしたことがなかった」として有罪の判決を受けた。
タイトルを奪われてボクシングが出来なくなってからのアリは、モスリムでの活動で収入を得ていたのも事実である。このへんの解釈が最高裁から下される最終判決の焦点とみられていた。

1971年6月28日、ジミー・エリスとの試合に向けてシカゴでトレーニングをしていたアリは、ジムの近くの店で車を止め、オレンジを買い求めた。車に戻ったとたん、その店の主人があわてて飛び出してきた。そして車にかけつけ、アリに飛びつくと「アリさん!ハイコート(最高裁)がたった今、あなたの有罪を破棄しましたよ!あなたはもう完全に自由の体になったんだ!」と叫んだ。

クレイ裁判の経過
1967年6月 ヒューストンの巡回裁判所がクレイに有罪を判決。
1968年6月 連邦裁判所もクレイの訴えを却下。
1969年3月 最高裁はクレイの電話がFBIに盗聴されていた事実を重要視して、これを連邦裁に差し戻し。
1969年7月 再び地方裁はクレイの有罪と判決。
1969年11月 クレイはニューヨーク市長を相手に連邦裁に「ライセンスを返せ」と告訴。
1970年9月 ニューヨーク連邦裁は「ライセンスを取り上げたのは違法」とクレイの訴えを認める判決。
1971年6月 最高裁はクレイの宗教的信仰を認めて有罪判決を破棄。アリは完全な自由を勝ち取った。



▼1971年のボクシング界<国内>

【1月】

■沼田、2度目の防衛(1/3 静岡)
WBC世界Jライト級タイトルマッチは、チャンピオンの沼田義明が前王者(同級1位)レネ・バリエントスを2-1の判定で降し、凡戦の末2度目の防衛に成功。「ロハス戦の夢をもう一度」とばかりに右アッパーを狙い、ずるずると後退する沼田に二匹目のどじょうはいなかったようだ。

■カシアス内藤、東洋奪取(1/6)
東洋ミドル級チャンピオン、李今沢対挑戦者、カシアス内藤のタイトルマッチ12回戦は内藤が僅差の判定勝ちで新王座に就いた。内藤はデビュー以来21連勝(10KO、2分)。これで1月現在、日本選手は東洋王座10階級中、8階級を独占した。

■大場、KOで小手調べ(1/21)
WBA世界フライ級チャンピオン、大場政夫はスイス同級チャンピオン、フリッツ・チェルベットに8回、相手セコンドのタオル投入によるKO勝ちを飾った。

■門田、"岩石男"をKO(1/23)
東洋ライト級チャンピオン、門田新一はルディ・ゴンザレスを7回KOに破り初防衛。藤猛の強打にも耐えたゴンザレスだったが、初めて日本のリングに沈んだ。

【2月】

■昭和45年度全日本新人王決定(2/7)
●フライ級=宮川忠万(7勝2KO1分)●バンタム級=遠藤健司(12勝3KO3敗)●J・フェザー級=舘岡幸悦(7勝1KO)●フェザー級=進藤公雄(7勝4敗1分)●J・ライト級=岡部進(12勝7KO)●ライト級=五戸定博(6勝3KO)●J・ウェルター級=佐藤晋一(7勝7KO1分)●ウェルター級=羽草勉(7勝3KO1敗)●ミドル級=沼辺道由(4勝2KO4敗)

■西城、クロフォードを返り討ち(2/28 宇都宮)
WBA世界フェザー級チャンピオン、西城正三は世界同級2位、フランキー・クロフォードを熱戦の末、判定に降し5度目の防衛に成功した。西城の気迫が挑戦者を上回った一戦だった。

【3月】

■小林、日本新の6度目(3/4 東京)
WBA世界Jライト級タイトルマッチは、チャンピオンの小林弘が、同級3位、リカルド・アルレドンドに巧い試合運びを見せて判定勝ち。日本新記録となる6度目の防衛に成功した。

【4月】

■大場、辛くも初防衛(4/1 東京)
WBA世界フライ級チャンピオン、大場政夫は同級2位、ベツリオ・ゴンザレスに僅差の判定で勝ち、初防衛に成功した。ゴンザレスはパスカル・ペレスばりの軽快な動きで王者を大いに苦しめた。

【5月】

■沼田、3度目の防衛(5/30 広島)
WBC世界Jライト級チャンピオン、沼田義明は同級9位、ライオネル・ローズに僅差の判定勝ちを収め3度目の防衛に成功した。

【6月】

■柴田、豪快なKO防衛!(6/3 東京)
WBC世界フェザー級チャンピオン柴田国明はメキシコの強打者ラウル・クルス(同級5位)に豪快なアッパーを決めて初回KO勝ち、初防衛に成功した。クルスは踊るように体をねじらせ轟沈、失神した。

【7月】

■西城、苦戦の判定勝ち(7/1)
WBA世界フェザー級チャンピオン、西城正三は世界J・ライト級10位のレイ・ベガとノンタイトル10回戦を行い、ベガの強打に苦しみながらも判定勝ちした。

■金沢、ワンパンチで東洋奪取!(7/2)
桜井の引退で空位となった東洋バンタム級王座は1位、金沢和良と4位、孫永燦の間で争われ、金沢が5回、右アッパーを決めて孫に生れて初めてテン・カウントを聞かせ新王座に就いた。

■小林、王座失う(7/29 青森)
WBA世界Jライト級チャンピオン、小林弘は同級5位、アルフレッド・マルカノに9回ロープダウンを奪ったものの、直後にマルカノの右アッパーで逆にダウンを奪われた。続く10回に3度のダウン(3度目の判定はスリップ)を喫し、セコンドからタオルが投入されて逆転KO負け。7度目の防衛は成らず、3年7ヶ月守り抜いた王座を明け渡した。

【8月】

■門田、石松を逆転KO!(8/13)
東洋ライト級チャンピオン、門田新一は同級2位、鈴木石松とノンタイトル10回戦を行い、8回KO勝ち。この日の門田はいつもの冴えが見られず、好調な石松の攻勢に苦しんだ。しかし8回にラッシュをかけて2度のロープダウンを奪ってKO勝ちした。

■大場、判定勝ち(8/19)
WBA世界フライ級チャンピオン、大場政夫は同級10位、トニー・モレノとのノンタイトル10回戦で判定勝ち。10月に予定されているカバネラとの2度目の防衛戦の前哨戦を飾った。

【9月】

■西城も散る!(9/2 東京)
WBA世界フェザー級タイトルマッチ15回戦は王者、西城正三が挑戦者同級1位、アントニオ・ゴメスに5回KO負けを喫しタイトルを失った。西城は3回にゴメスの右クロスでダウン。直後に驚異的な反撃を見せたが、5回に3度のダウンを奪われKO負け。西城には王者に登りつめた頃のフットワークが失われていた。

【10月】

■沼田も王座転落(10/10 宮城)
WBC世界Jライト級チャンピオン、沼田義明は同級3位、リカルド・アルレドンドに10回KO負けを喫し4度目の防衛に失敗。9回に右ストレートでチャンスを掴んだ22歳の若き挑戦者は続く10回に2度のダウンを奪った後、左フックでトドメを刺した。

■大場、雪崩現象をストップ(10/23 東京)
WBA世界フライ級チャンピオン、大場政夫は同級1位、フェルナンド・カバネラに大差の判定勝を収め2度目の防衛に成功した。これで小林、西城、沼田と相次いで王座を失う雪崩現象も3連敗でストップした。

■死闘!金沢14回に散る(10/25 名古屋)
世界バンタム級チャンピオン、ルーベン・オリバレス対同級5位、金沢和良のタイトルマッチ15回戦は稀に見る打撃戦の末オリバレスが14回KO勝ちを収め、王座復帰後初防衛に成功した。2年前に僅か2回でKOされている金沢だったが、この日は果敢な攻撃で序盤をリード。中盤からボディ攻撃で逆襲に転じた王者は13回に猛攻、挑戦者をダウン寸前に追い込む。しかし金沢は大きなアッパーで逆襲し、逆に王者をグロッキーに追い込んだ。続く14回、今度はオリバレスの猛攻で健闘の挑戦者も3度のダウンを奪われ、死闘に決着がついた。

■輪島、執念の奪取!(10/31 東京)
世界J・ミドル級4位輪島公一は大方の予想を覆し王者ボッシに判定勝ちし、日本人として初のJ・ミドル級王座に就いた。ボッシは輪島のカエル跳びなどの超変則ボクシングに小差の判定(2-1)を失った。

【11月】

■柴田、疑惑のドロー(11/11 松山)
WBC世界フェザー級チャンピオン柴田国明は同級6位エルネスト・マルセルとタイトルマッチ15回戦を行い、引分けで辛うじて2度目の防衛に成功。柴田は攻めが単調で、マルセルの伸びの良い左ジャブと右が試合を支配していた。「ホームタウンデジション」と評価されるなど、柴田にとって幸運な判定だった。

■1971年度 年間優秀選手
■最優秀選手賞 大場政夫 ■殊勲賞 輪島公一 ■技能賞 門田新一 ■敢闘賞 金沢和良 ■新鋭賞 岡部進 ■KO賞 門田新一
■年間最高試合 ルーベン・オリバレス−金沢和良



▼1971年のボクシング界<海外>

【1月】

■西ドイツで八百長騒ぎ(1/2)
スペインの"KO魔"ホセ・マヌエル・ウルティンはニューヨークからやって来た黒人ボクサー、エベレット・コープランドと10回戦を行なったが、一方的に打ちまくった後、4回にコープランドが自らのダッキングでバランスを崩して"ダウン"。そのまま立てず、テン・カウントを聞いた。コミッションはコープランドの失格負けと発表。ウルティンの化けの皮も完全に剥がれた?

■リストン、怪死
チャーリー・ソニー・リストンが1月5日、死体となって発見された。自宅の寝室でTシャツとパンツ姿で丸太のようにベットに転がっているのをジェラルディン・リストン夫人が発見したもの。警察の調べでは、誰かに襲われたとか殺された様子はないと発表された。現場には撃った形跡のないピストル、麻薬なども発見されており、ミステリーに包まれた事件として様々な憶測を生んだ。享年38歳。(41歳説もある)

■プルート、ルイスも撃破(1/12)
世界Jウェルター級2位、アドルフ・プルートは1階級上の世界4位、ヘッジモン・ルイスに判定勝ち。過去、WBCのアディグ、WBAのローチェと地元判定的結果で涙を飲んだプルートはビリー・バッカスに照準を合わせている。

■ホープ、デルカド判定勝ち(1/23)
メキシコ五輪金メダリスト、リカルド・デルカドがニューヨークのMSGでWBC世界フライ級7位、ハリミ・グティエレスに初回のダウンを挽回して12回判定勝ちした。この試合は世界王座挑戦者決定戦として行なわれた(プロモーター発表)。デルカドはデビュー以来10連勝。昨年の9月にはフライ級の選手としては23年ぶりにMSGのリングに上がったこともある。

■マルチネス、敗れる(1/23)
もうひとつの世界王座挑戦者決定戦(バンタム級12回戦)はWBC世界バンタム級4位、ロドルフォ・マルチネスがラファエル・ヘレラに予想外の判定負けを喫した。マルチネスの連勝は28(25KO)でストップ。

【2月】

■金沢、ベルクレックにKO勝ち(2/1)
バンコクのラジャダムナン・スタジアムで行なわれた前世界フライ級チャンピオン、ベルクレック・チャルバンチャイ対世界バンタム級7位、金沢和良の10回戦は強打を爆発させた金沢が4回KO勝ちを収めた。

■千葉は南米でKO負け(2/4)
ベネズエラに遠征した東洋フェザー級チャンピオン、千葉信夫はカラカスで世界8位、アルフレッド・マルカノに6回KO負けした。

■ブキャナン、初防衛(2/12)
世界ライト級チャンピオン、ケン・ブキャナンはロスで同級3位、ルーベン・ナバロと初防衛戦を行い、大差で判定勝ちした。当初予定されていたマンド・ラモスが負傷で挑戦を断念した為、急遽代役を務めたナバロだったが、試合が決まったのが76時間前という慌ただしさだった。

■市原KO負け(2/14)
比国ケソン市で元世界J・ライト級チャンピオン、フラッシュ・エロルデと対戦した日本ライト級5位、市原功は6回KO負け。両者はこれが3度目の対戦でエロルデの2勝1敗。市原は昨年12月、グァムでエロルデに2-1の判定で勝つ殊勲を上げていた。

■南米に新王者(2/27)
ボブ・フォスターが6ヶ月の期限内に防衛を行なわなかったとして王座を失い空位となっていたWBA世界L・ヘビー級にベネズエラの新チャンピオンが誕生した。カラカスで行なわれた王座決定戦で、2位のビセンテ・ポール・ロンドンが1位のジミー・デュプレーを6回KOに降したもの。

【3月】

■フォスター、5連続KO防衛(3/2)
世界L・ヘビー級チャピオン、ボブ・フォスターは同級5位、ハル・キャロルに4回KO勝ちして5連続KO防衛に成功。フレイジャーに2回KO負けしたボブの再起戦だった。彼の王座を剥奪したのはWBAだけでWBC、ニューヨーク州その他の団体は依然フォスターを世界チャンピオンとして認定している。

■フレイジャー、アリ神話打ち砕く!(3/8)
「今世紀最大の試合」として注目を集めた世界ヘビー級タイトルマッチ、チャンピオン、ジョー・フレイジャー対WBC同級1位、モハメッド・アリの15回戦はニューヨークのMSGに2万人を越す大観衆を集めて行なわれ、フレイジャーが判定勝ちで7度目の防衛に成功した。フレイジャーは強烈な左フックでアリを圧倒し、11回にはダウン寸前にまで追いつめた。そして最終15ラウンドに左フックで鮮やかなダウンを奪って試合を決定づけた。フレイジャーは27連勝(23KO)。アリは初の敗戦で31勝(25KO)1敗となった。

■プルート、古山も撃破(3/26)
今年に入ってウェルター級王座に目標を転じた黒人強打者アドルフ・プルートは本拠地ホノルルで東洋J・ウェルター級チャンピオン、ライオン古山を大差の判定で破った。

【4月】

■オリバレス王座復帰(4/2)
前世界バンタム級チャンピオン、ルーベン・オリバレスは現チャンピオン、チューチョ・カスティーヨを判定で破り、タイトルを奪還した。昨年10月、目の負傷でカスティーヨに王座を明け渡したKOキングは6回にダウンを喫したが文句のない判定で返り咲いた。

■浅野、チャチャイとドロー(4/19)
バンコクのラジャダムナン・スタジアムで日本バンタム級3位、スナッピー浅野は前WBC世界フライ級チャンピオン、チャチャイ・チオノイと対戦。初回にダウンを奪う健闘を見せたがチャチャイの反撃を許し引き分けた。

■フォスター、6度目は判定(4/24)
WBA以外の団体が公認する世界L・ヘビー級チャンピオン、ボブ・フォスターは同級4位、レイ・アンダーソンに大差の判定勝ちを収めた。これまで5度の防衛戦を全てKOで片付けてきたフォスターは生まれて初めて15Rを戦う結果となった。

■花形、比国に散る(4/30)
マニラ近郊のアラネタコロシアムで行なわれたWBC世界フライ級タイトルマッチはチャンピオンのエルビト・サラバリアが同級2位、花形進を判定に降し、初防衛に成功した。

【6月】

■ナポレス、堂々の復帰!(6/4)
世界ウェルター級チャンピオン、ビリー・バッカス対前チャンピオン、ホセ・ナポレスのタイトルマッチ15回戦はナポレスが8回に2度のダウンを奪ってTKO勝ち。昨年12月の対戦では目を切ってタイトルを明け渡したナポレスだったが、大方の予想通りタイトルを取り戻した。

■サラバリア不覚の判定負け(6/4)
WBC世界フライ級チャンピオン、エルビト・サラバリアはノンタイトル戦でWBC世界同級7位、アリミ・グティエレスに4Rダウンを奪われ判定負けした。

■プルート、TKO負け!(6/8)
抜群の強さを発揮していた黒い恐怖アドルフ・プルートが、メキシコの強打者ラウル・ソリアノに8回TKO負けを喫した。1回と2回にダウンを喫したプルートは8回に右目を潰されてソリアノに打ちまくられ、セコンドからタオルが投入された。

■大場、逆転KO!(6/18)
WBA世界フライ級チャンピオン、大場政夫はテキサス州サンアントニオでメキシコ同級王者、アントニオ・ガルシアとノンタイトル10回戦を行い、8回TKO勝ち。ほぼメキシカンで埋め尽くされた会場の声援を受けたガルシアは2回に右をカウンターで決め、大場からダウンを奪った。大場は6回にもダウン寸前のピンチに陥ったが、9回に3度のダウンを奪ってTKO勝ちした。

【7月】

■リマまたも"大物食い"(7/1)
3年前に来日し窪倉和嘉、アニマル藤を寄せ付けなかったブラジルの黒人技巧派、ファーレス・リマはその後も世界各地を飛び回り、現世界L・ヘビー級チャンピオンのビセンテ・ロンドンをはじめネッシム・コーエン(世界ミドル級9位)、ベニーブリスコ(同4位)、J・Cボーチェ(WBC同級6位)らを撃破。7月1日にはデンマークで世界ミドル級1位、トム・ボックスに判定勝ちを収めている。

■オリバレス、KO勝ち(7/10)
世界バンタム級チャンピオン、ルーベン・オリバレスは元世界フライ級チャンピオンアラクラン・トーレスとノンタイトル10回戦を行い、4回TKO勝ちした。オリバレスは64勝60KO1敗1分。

■サルジバル、判定勝ち(7/15)
柴田に王座を奪われたビセンテ・サルジバル(世界フェザー級8位)は、西城に2度挑戦したフランキー・クロフォード(世界同級2位)に10回判定勝ちした。

■内藤、失神(7/24)
東洋ミドル級チャンピオン、カシアス内藤はソウルで1位の柳済斗に6回KO負けを喫してタイトルを失った。

■アリ、スパー相手をTKO(7/26)
元世界ヘビー級チャンピオンのモハメッド・アリは元スパーリング・パートナーのジミー・エリスを12回TKOで破った。

【8月】

■リマ、今度はKO負け(8/11)
大物、ボックスを食って世界J・ミドル級2位に浮上した渡り鳥ボクサー、ファーレス・リマは世界ミドル級2位、ベニー・ブリスコと10回戦を行なったが、今度は巧技も通じず2回TKO負けを喫した。両者は昨年2月に対戦し、この時はリマが判定勝ちしている。

■プルート、TKOで雪辱(8/24)
世界ウェルター級5位、ラウル・ソリアノ対同級6位、アドルフ・プルートの10回戦は、プルートが左右の強打を爆発させて5回TKO勝ちした。プルートは6月にソリアノに敗れ1位から転落していたが、見事に雪辱して再び世界タイトルに狙いを定めている。

【9月】

■ブキャナン、ラグナを返り討ち(9/13)
世界ライト級チャンピオン、ケン・ブキャナンは同級1位、イスマエル・ラグナを相手に2度目の防衛戦を行い、文句のない判定で王座を守った。ラグナは昨年ブキャナンに奪われたタイトルの奪回に失敗し3度目の返り咲きは成らなかった。

■モンソン、KO防衛!(9/25)
世界ミドル級チャンピオン、カルロス・モンソンは同級1位、エミール・グリフィスに14回KO勝ちで2度目の防衛に成功した。33歳の挑戦者は3度目のミドル級王座に意欲満々だったが、モンソンのジャブに右目を腫らし、14回に左右フックの連打を浴びたところでストップされた。

【10月】

■デュラン、小林をKO(10/16)
前WBA世界Jライト級チャンピオン、小林弘はパナマで世界ライト級6位のロベルト・デュランと対戦し、7回KOで敗れ、再起に失敗した。

【11月】

■マルカノ初防衛(11/6)
WBA世界Jライト級チャンピオン、アルフレッド・マルカノはカラカスで同級2位、岩田健二に4回KO勝ちで初防衛に成功した。3回にダウンを奪ったマルカノは、続く4回に3度のダウンを奪って圧勝した。

【12月】

■ローチェは5度目(12/2)
WBA世界Jウェルター級チャンピオン、ニコリノ・ローチェは後の名チャンピオン、アントニオ・セルバンテスを判定に降し、5度目の防衛に成功。セルバンテスは世界初挑戦に失敗した。

■ナポレス、復帰後初防衛(12/14)
世界ウェルター級チャンピオン、ホセ・ナポレスは同級7位、ヘッジモン・ルイスを判定に降し、王座に復帰後、初(通算4度目)のタイトル防衛に成功した。

■オリバレスKO防衛(12/14)
世界バンタム級チャンピオン、ルーベン・オリバレスは同級1位、ヘスス・ピメンテルに11回KO勝ちで復帰後、2度目(通算4度目)の防衛に成功した。

■フォスター、KOで8度目防衛(12/16)
世界L・ヘビー級タイトルマッチ15回戦はチャンピオン、ボブ・フォスターが挑戦者のブライアン・ケリーを3回KOに降し、8度目の防衛に成功した。



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 ■ライト級 ■ウェルター級 ■ミドル級 
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